今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

刑法第三十九条についてどう思いますか。鈴木京香主演「39 刑法第三十九条」を見た。

 今日は雨降りの合間を縫ってジョギングを強行したまさりんです。

 5・6キロ走ったのですが、中間地点で雨が降り出しました。雨に打たれながら走ったのですが、厚着をしていたので、あまり身体は濡れずに済みました。ウォークマンがイカレなければ良いなあ。

 

 

 今日は映画「39 刑法第三十九条」を紹介したい。

 この映画は一九九九年に公開され、監督は森田芳光である。

 刑法第三十九条とは「心神喪失者は責任無能力とみなし処罰しない、心身耗弱者はこれを限定責任能力とし減刑する」ことを定めた法律だ。

 ある劇団の役者が犯罪を起こす。名前を柴田真樹(堤真一)という若い青年だ。柴田は居酒屋で口論になったパートの主婦をつけ、マンションに行き、この主婦を主婦の夫を惨殺する。簡単に柴田の悪事は露見し、逮捕される。この青年は逮捕後に法廷などで、突然奇妙な言葉を発する。それを見た弁護士長村(樹木希林)は精神鑑定を依頼する。依頼された藤代は助手の小川香深(鈴木京香)を伴って、柴田の鑑定をする。鑑定中、別人格が登場し、そのことから藤代は多重人格と判定する。しかし、香深は別の感触を持っていた。別の人格が登場したとき、香深の首を絞めようとしたのだが、その絞めかたに殺意を感じなかった。そのことを理由に、香深は検察官に依頼して、別途鑑定をするようにお願いする。

 香深自身、若い頃に父親が犯罪をし、それがトラウマになっている。母親は自分の何気ない一言が夫の犯罪を誘発したのではないか、と思って、痴呆の気があるという詐病をしている。それが柴田の詐病を見抜くきっかけになったのかもしれない。

 香深はある事件に行き着く。柴田を逮捕した刑事名越(岸部一徳)から被害者の夫は十五歳のときに殺人を犯し、無罪になっていた。彼を無罪にしたのが刑法第三十九条だった。事件を辿っていくうちに、事実に行き着いていく。

 

 以上がストーリーだ。サスペンスものなのでカラクリまでは書かなかった。事件は二転三転する。それが面白い。事件自体は陰惨そのもので滅入るばかりなのだが、映像がとても面白い。八〇年代の邦画といえば軽妙なものが多かった。森田作品も、とんねるず主演の「そろばんずく」などそのタッチが多い。九〇年代に入ってからも、「失楽園」、「模倣犯」、「阿修羅の如く」のリメイクと、芸術的というより、大衆的な映画が多い。しかし、今作品もそうであるが、実際に見てみると、カットが凝っているのである。これだけは言葉で語るより、実際に見ていただくのが一番伝わるのだと思う。

 以前、「椿三十郎」(織田裕二主演)も見たが、やはりなんだか映像が面白いのである。今作品ではいきなり、上半身裸の裁判官のカットが挿入されたり、画面の下部がなんだか滲んでいるようなボカシが入っていたり、なんだか面白い。

 そういう意味では市川崑もそうであった。そこは八〇年代の映画低迷期の監督なので、「売る」という要求と「面白いものを撮りたい」という欲求が上手く調和しているのである。

 さて、今回の刑法第三十九条についてだが、個人的には、本来は必要なものだと思う。しかし、鑑定方法が杜撰であるとも思う。あの短期間で、鑑定するのは無理だろう。あと、無罪や軽減するのではなく、きっちり病気を治してから、そのあとに懲役につけば良いと思う。また泥酔者などにこの三十九条を当てはめるのは反対だ。もう呑みすぎた時点で過失なのであるから、そのまま罰するべきである。そう思う。つまり、法律自体は必要であるが、適用範囲と運用方法をきちんと有効なものに変えるべきなのだ。

 これらの主張を記憶に留め、是非一度ご覧になってほしい。

 

 

 

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