池波正太郎をめざして

明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

今日一日、掃除しまくりでした。

 体調が小康状態になったまさりんです。

 季節の変わり目なんですね。特に冬から春がきつい。暖かくなったり、雪が降るほど寒くなったり。免疫がついていけないのです。今回の「短編小説の集い」のテーマが「未来」ですが、今日一日過ごすのが精一杯になってしまいます。

 

 

 今日はやっと雨が止んだので、部屋の大掃除をした。十年以上、設置したままで大々的に掃除はしていなかった、カラーケース? を撤去し、衣装がけを撤去した。そこに掛けられていた衣服を事前に移動させておいた。カラーケースの下から、絶対に今後使わないであろう物がたくさん出てきた。それらを一気に捨てた。謎のZガンダムのプラモデルはとっておいた。信じられないくらいの厚さで、キレイに敷き詰めたようなほこりの絨毯を、信じられないくらい古い掃除機で吸い、すっきりさせた。家人が帰宅の際にはビックリするであろう。まだ撤去し切れていない本棚の裏から、謎のコラーゲンの小袋が大量に出てきた。物がなくなって思う。本来はこの物量が、この部屋の広さでは正しいのだ。

 ハウスダストの軽いアレルギーらしく、マスクをしながら作業をする。それでも鼻に何かが溜まっていくのが分かる。長年、これを吸い続けているのも体調不良の原因ではないかと思ってしまう。これらの作業をしながら、映画を見た。

 「虹をつかむ男」、山田洋次監督、西田敏行主演。

 渥美清が急逝したために、その配役がほぼスライドして完成させた映画という感じ。そこかしこに寅さんの役者が登場する。

 四国徳島県の小さな町の映画館「オデオン座」。いわゆる名画座である。週末には土曜名画劇場と銘打って、様々な映画をかけている。社長は白銀活男(西田敏行)である。映写技師は常さん(田中邦衛)で、二人で劇場を回している。東京葛飾柴又の出身の平山亮(吉岡秀隆)は、旅をしながらバイトをしてその日暮らしをしている。たまたま帰った柴又で、父親(前田吟)と大げんかをして、母親(倍賞千恵子)の制止を振り切って、また旅に飛び出してしまう。「止めるなよ、さくら」の世界である。

 亮は気ままな旅の果て、オデオン座の前に立つ。活男にだまされるようにして、亮はオデオン座で働くことになる。活男には恋する人がいる。それは八重子(田中裕子)という名前で、一度結婚をしたのだが、夫に死に別れる。(バツイチという月並みな表現はしたくない)土曜名画劇場は、オデオン座のファンたちがみんなで上映作を決める。結局は、八重子に見せたい映画なのである。

 「ニューシネマパラダイス」、「野菊の如き君なりき」、「かくも長き不在」、「雨に唄えば」、「東京物語」・・・・・・。それぞれがメッセージなのである。

 映画のなかで、ニューシネマパラダイスでは映画に群がる聴衆、鞍馬天狗を見る観衆が出てくる。今の映画の見方と随分と違う。本当にわーわー騒ぎながら見ているのである。お姫様を助けようと、鞍馬天狗が馬で急ぐシーンになると、「よぅ、鞍馬天狗!」とかけ声を掛けながら、満場が拍手喝采になる。話には聞いていたが、今では信じられない光景だ。今の劇場ではみなお行儀よく観ている。もっとも、あれくらい人が集まるということもないが。そう、昔は全席指定で、立ち見が出る映画というのがザラにあった。まだレンタルビデオがそれほど普及する前の話である。

 「スターウォーズ」の第三作目は両親、弟の四人で見に行ったが、映画の途中から入り、バラバラに強引に座り、次の回の同じシーンまで見るという力業をしなかったら見られなかった。その途中のシーンというのが、宙に浮いたバイクで森の中を疾駆するというシーンだった。小さいころで、テレビが中心だったので、ハリウッドのVFXにすっかりやられた。今でも一番好きな映画と聞かれると、一瞬頭をかすめるのが「スターウォーズ」だ。一五年一二月には新作がやるらしいが、是非劇場で見てほしい。スクリーンじゃないと面白くないよね。

 白銀活男は映画のなかに生きている男である。話がどうしても映画に繋がってしまう。でもそれでいいじゃないか、と思う。でも、やはり現実を見ろと言われてしまうのだろうか。これだけ好きなものがあるのに、やはり彼にとってはつまらない世界で現実的に生きる方がいいのだろうか、いいじゃないかこんな生き方でも、なんてことを考えた。結局、「現実を見ろ」という言葉は、人生をかけるほどに面白い物が見つからなかったつまらない人間の戯言だ、とつまらない作業をしながら、鼻息荒く考えていた。

 

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