池波正太郎をめざして

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明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

ブラックな一日。

 山を越えたまさりんです。

 今週は病院ウィークと個人的に呼んでいる一週間でした。ただ病院にいくだけなのですが、結構精神的に来てしまうのです。一日気持ちが波立って安定せず、使い物にならない人になってしまうのです。そのような気持ちのまま、やるべき細々としたことをこなすので、結構な負担です。越えてしまったのであとは精神的には楽です。体力的には金曜日にまた早起きをせねばならないのできついです。

 

 

 今朝の「あさイチ」では「ブラックパート」についてやっていました。「ブラック企業」のバイト版だと思えばいいです。労働関係の諸知識がないと、また情に流されすぎると、損をするという話であるように私には聞こえました。

 結論を言ってしまえば、労働関係で悩んだ場合、社労士か各地の労働組合に相談するのが良いようですよ。労働監督署などの役所は法律違反の場合にしか動かないようです。明白に法律に違反する場合は相談できるそうです。

 そういう内容だったのですが、見ているとそこに出ている企業というのが、中小か零細か、ちいさな会社の話が多いように思いました。医療保険など最低限の社会保障を出すのを渋ったり、使い勝手の悪くなったパートを首にしてしまったり、見る人によっては「セコい」、また他の見る人によっては「けなげ」、いろいろな取り方ができるのでしょう。

 現に送られてきたメールでも、被雇用者、雇用者、両方の立場からの意見が来ていました。雇用者から見れば、「パートも身勝手な人がいます」ということになるのでしょう。

 かく言う私も大学時代には「ブラックバイト」を経験していました。定期的に休日を取ることが法律で決められている正社員に比べ、われわれバイトは無休でした。労働時間も法律的な制約がある正社員に比べ、われわれの方が長くなることもありました。むろん、われわれの場合も法律違反です。十五日連続、十六時間勤務とかやっていたな。

 しかし、人間関係が良かったからだと思うのですが、なぜかそれほど理不尽な目に遭っているとは思いませんでした。むしろ楽しかったほど。一緒に小学校からの親友が働いていたこともあるのかもしれません。不思議なもので、過酷な労働時間を経験し続けると、だんだん眠れなくなるんです。寝酒をやらないと眠れなくなりました。本当に身体を壊さなかったら、そのままそこで働いていたかもしれないと思います。これが「情に流される」の典型例でしょう。

 

 続けて、昨日の深夜にやっていたとある番組を見ました。「新・映像の世紀」です。どこだっけ、フランスの国立映像センターだっけかな、どこかにアーカイブされていたフィルムを修復したものをまとめて出す作業です。昨日は、「第一次世界大戦」の映像でした。大戦の経緯と、特に「アラビアのロレンス」のことを映像を交えてやっていました。ロレンスは典型ですが、戦争に正義はないということがよくわかります。この大戦の経緯を見てもそう感じます。

 世界大戦では大量破壊兵器というのが続々登場します。その前に四十年もの平和な期間を経ていて、大戦が始まった当初、イギリスの若者はこぞって志願しました。ただし、食い詰めた人間が多かったようです。「経済的徴兵」というやつですね。平和ボケしていて、イギリスの若者はちょっとした冒険に向かう気分だったようです。物語で見ても、戦争の悲惨さはわからないものです。

 その享楽主義をなぎ倒したのが、ドイツの機関銃です。機関銃に対抗するために、塹壕を掘りまくって(百数十キロにも及んだ)そこを這うようにして戦ったようです。

 一番関心を抱いたのが、「化学兵器」です。ドイツで毒ガス兵器を開発したのが、フリッツ・ハーバーです。ハーバーはアインシュタインと並ぶほどの頭脳を持った人物で、「窒素肥料」を開発して、食物の増産に貢献しました。と同時に、毒ガス兵器の開発に従事しました。アインシュタインは「君は頭脳の使い方を間違えている」と忠告したそうです。

 ハーバーは毒ガスを開発することにたいして罪悪感が希薄で、「それが大戦で死ぬドイツ軍の兵士を救うのだ」と思っていたようです。毒ガスの開発を成し遂げ、それを祝うパーティーを自宅で行なっていたその日に、妻であるクララは銃で自殺します。クララは夫が毒ガス兵器作成に従事するのに反対していたのです。

 そして大戦後皮肉なことが発生します。第二次世界大戦のとき、彼の毒ガスは彼の同胞を殺傷することに使用されます。彼はユダヤ人だったのです。

 実にブラックな映像でした。が、これがずっと見てしまうんですよね。

 

 一応言っておきますが、私のブログでは戦争を取り扱った作品も多く登場します。ところが、私自身は反戦主義です。でも、やはり恐いもの見たさというのか、のぞき込みたくなるものでもあります。もちろん、平和な位置にいるからのぞき込めるわけで、危害が近くにある場合、やはり避けたくなるものです。

 

 「映像の世紀」は九十年代にやっていた番組で、この十一月にデジタルリマスター版をやるそうです。本当に「こんな映像見たことない」という映像のオンパレードです。話でもわかるように、きちんと中立な立場で描かれているのもいいです。是非見てみてください。

 

 

 

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