ゲリゲリのまさりんです。
昨日の夜からどうも腹が下っておる。もう、夜から朝方までずっとトイレ通いだった。少し前ならば、良い下痢止めがあったのだが、それが切れてこの始末。もう内蔵が出てくるんじゃないかと思うくらい出た。
もしかすると、その前の晩に食べたシラスが知らないうちに期限切れだったのを強行して食べたのがいけなかったのか。でもたった一日じゃないか。においだって、舌触りだって正常だった。それに経験上、軽い食あたりの場合、食べた夜から異常が発現するはずだ、ということも高校時代牡蠣であたったことがあるからわかっている。ただ、若干微熱があったのが怪しい。食あたりだったのかもしれない。
それにしても夕方までは「龍三と七人の子分たち」を見ながらゲタゲタ笑っていたのであるから、人間わからないものだ。
映画の基本情報
監督・脚本:北野武
配役
龍三:藤竜也
若頭のマサ:近藤正臣
はばかりの茂吉:中尾彬
早撃ちのマック:品川徹
ステッキのイチゾウ:樋浦勉
五寸釘のヒデ:伊藤幸純
カミソリのタカ:吉澤健
神風のヤス:小野寺昭
物語
元やくざの龍三は息子の家で暮らしている。やくざ時代から家族に肩身の狭い想いをさせてきたツケで、今度は龍三が息子の家で暮らしにくい想いをしている。
ある日息子夫婦と孫が嫁の実家に帰省することになった。その間にかかってきた電話で、龍三はオレオレ詐欺にかかりそうになる。詐欺自体は龍三の凄みにビビった元暴走族の詐欺グループの一員が逃げ回避する。しかし、メンツをつぶされおもしろくない龍三は、上野の西郷像の前にかつての子分達を集めて復讐することにする。
感想
一言で表現すれば、抱腹絶倒である。前編小ネタのオンパレード。子分たちがとにかくぶっ飛んでる。龍三は子分を集めるときにはがきで招集するのだが、老人ホームにいる「カミソリのタカ」の所へは宛名を「カミソリのタカ」で送る。カミソリでひげを剃っているところ、「ホームの女性に『カミソリのタカ』って書いてあるけど」、といわれ、「そりゃ俺だ。昔はカミソリだけでみんな震え上がったもんだよ」と啖呵を切る。だが、その顔はカミソリで血だらけになっている。
細かいことは書かないが、「飛行機で自分が特攻しますから」と言いながら、昔の血が騒いでよこすかの米軍空母に向かって行っちゃったり。
一番好きなのは五寸釘のヒデと早撃ちのマック。早撃ちって、気が早くてすぐ撃つってだけじゃない。手震えてるし。五寸釘のヒデはダーツ上手いし。
特に最後の方のアクションシーンは本当に笑った。銃撃戦では、腹を抱えて、「うひゃうひゃ」と年に一度あるかどうかの声を上げて大笑いした。あのシーンだけでもみてほしい。どうしようもない人生を送っていても、「まあいいか」と思えるから。
映画館で見ることがかなわず、いつか見ようと思っていたが、本当におもしろかった。北の作品はBSでたまにやることがあっても、作品は限定される。これも、芸能人の不倫ぐらいでガタガタ言ってる軟弱な視聴者には「ブラックすぎる」と判定されるかもしれない。おもしろいけどね。テレビではやらないかもね。
それにしても、これのせいでゲリになったのか。リラックスしすぎて宿便が解放されたのか。んな、わけないか。