池波正太郎をめざして

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明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

映画「シャーロック」

 

 まさりんです。

 梅雨の合間の晴れ日です。

 

 朝早く起きてしまったので、映画を見た。

 「シャーロック」の映画版である。「シャーロック」はイギリスBBCで放映され大人気になったドラマである。シーズン三まで製作放映されていて、今シーズン五を撮影中だと思う。その三と五の間の作品として映画化された。

 本国でテレビ放映した際には、視聴率四〇.二%。もうみんな見ているのである。すごい人気である。

1,物語。

 時代は第二次アフガン戦争(一八七八~八一年)の時期、ジョン・ワトソンは軍医として従軍するのだが、負傷して帰国する。住む部屋を探していると、同じように部屋を探していた、シャーロック・ホームズと出会い、同居することになる。

 二人は探偵をしている。その経験をワトソンは小説にして売っている。だが、大家のハドソン夫人は自分の登場が少ないと文句を言って言える。その後ワトソンは妻とベイカー街の家を出るのであるが、その家政婦も不満を持っていた。

 ある日、スコットランドヤードのグレッグ・レストレード警部がやってくる。恐怖しながらその口から語られたのは、「忌まわしき花嫁」の話だ。死んだはずのその花嫁が、遺体安置室にいるはずなのに、阿片窟で夫を殺した。その後、同じ「忌まわしき花嫁」が殺人を犯していく。二人は事件の真相に迫る。

2,感想

 BBCで大人気になったこのテレビドラマ。大人気とあって、「見ている」という前提で作られているのがちょっと残念。だが、向こうではものすごい人気で、みんな見ているので、こういう内容になってしまうのは仕方がない。

 現代と一九世紀を行き来しながら話は展開していく。それがちょっと邪魔だった。どっぷり一九世紀の世界に浸っていたかった。

 コナンドイルの原作を下地にしているので、読んでいる人にとっては流れがわかっているのかもしれない。私は読んでいなかったので、展開としてはとても楽しめた。事件を把握して、推測を重ねる。もちろん、私が推理できてしまう程度の話ならば、面白くもなんともない。意外な結末が待っているのである。ただ、後々考えると、その伏線は十分に張られている。登場人物の何気ない言葉を聞き逃さないようにしよう。

 

 シャーロックの魅力はもちろんシャーロックの人物像にある。ズレているのだ。すごく頭が良いのだが、ズレている。そういう人っているでしょ。女性からすればかわいい人物像である。だからか、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチはイギリスでセクシーな俳優として認知されている。ちなみに、カンバーバッチは同級生と結婚してしまった。童貞なのではないかと、におわせる設定がテレビシリーズではあり、映画のなかでもワトソンの追求がある。

 宿敵モリアーティ教授も登場する。アンドリュー・スコットが演じている。いま猟奇的な敵役を演じさせたら、イギリスで右に出るものはいないだろう。断言してしまおう。「007ースペクター」でも出てきたが、冷血な感じの官僚であった。それが似合うのである。

 回想シーンで、シャーロックとモリアーティの最後の対決シーンがある。有名な滝の前で決闘する。原作は確か、剣に決闘だったと思う。

 ちなみにだが、このころは本当に決闘は頻繁に行われ、負傷するものも命を落とすものもいた。「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」で有名なマックス・ウェーバーは決闘の達人だったらしい。本当に決闘状を送り待ち合わせ、立会人のもと決闘をするのである。

 映画中の決闘は原作とはずいぶん変えてある。

 こういう名シーンを挟みながら、シャーロックは事件を推理していく。どういう結論になるかはお楽しみだ。

 この作品は第五シリーズに向けた招待状のような話である。とっかかりとして是非見てほしい。そして他のシリーズも面白いので是非見てほしい。

 個人的には、肥大化したマイクロフトが面白かった。妖怪のようだった。

3,基本情報。

監督:ダグラス・マッキノン

脚本:スティーヴン・モファット、マーク・ゲイティス

原作:アーサー・コナン・ドイル

配役

シャーロック・ホームズベネディクト・カンバーバッチ

ジョン・ワトスン医師:マーティン・フリーマン

ハドスン夫人:ユーナ・スタッブス

メアリー・ワトスン:アマンダ・アビントン

レストレード警部:ルパート・グレイブス

モリアーティ教授:アンドリュー・スコット

マイクロフト・ホームズ:マーク・ゲイティス

 

 

 

 

 

 

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