まさりんです。お暑いですな。
さて今回は先日、六本木ヒルズにある森美術館で開催されている「宇宙と芸術展」に行ってきたので、その感想を書きます。(開催期間二〇一七年一月九日まで)
混雑状況など
六本木ヒルズは今年の夏もテレビ朝日の夏祭りが開催されていて、関連の展示や屋台などが出店していました。
だから、六本木ヒルズの敷地内は人が溢れているのですが、森美術館はそれほどの待ち時間はありませんでした。チケットカウンターも五分待ちと表示されていましたが、待つことはありません。そのままエレベーターで五十二階まで行きました。どちらかというと、ジブリ関連の展覧会があったのですが、そちらの方が混雑していました。あと、五十二階のカフェで様々な土地のハンバーガーが売られていて、そこが大盛況でした。
美術館のなかも空いていて、ゆっくりできましたよ。
展示内容
宗教・古典文学・現代美術、様々な分野で宇宙は扱われています。それらを網羅して展示しているのが今回の美術展です。個人的に面白かったのは、現代美術の宇宙の扱い方です。この美術展は結構写真撮影可なんですね。いくつかの作品を展示しましょう。
一応写真の使用許可を交渉し、許可をいただきました。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに準拠しているということを打ち出してくれ、と言われたのですが、どうもどこにバナーのコードがあるのか分かりません。だから、代表して、ここに書いておきます。
SECTION1 人は宇宙をどう見てきたか。
ここでは、宇宙というものがどういうものであるのか、アジアと西洋の視点から展示しています。アジアでは胎蔵曼荼羅、金剛曼荼羅など密教における宇宙の世界を展示しています。そして、西洋では天球儀などが展示されています。古典文学では竹取物語絵巻のクライマックスシーンが出ていました。それに、太陽の黒点の位置を詳細に観察した「太陽黒点観測図」(国友藤兵衛重恭)が興味深かったです。
(岡吉国宗・流星刀、隕石の金属で作った物。壊れやすいので作りにくい)
SECTION2 宇宙という時空間
現代美術のセクションです。宇宙に対する研究が進み、様々なことが分かると、それに刺激されて、美術家も様々な作品を発表します。このセクションで個人的に好きだったのは、中国人のジア・アイリの「星屑からの隠遁者」でした。
SECTION3 新しい生命観ー宇宙人はいるのか。
宇宙で人類が活動するためには、宇宙に人類があわせて進化するのか、宇宙を人類にあわせて帰るかどちらかです。どちらかと言えば、前者の要素が強い展示が多くあったセクションでした。パトリシア・ピッチニーニの「ルーキー」がキモかわいかった。すぐしたの写真です。遺伝子操作した人類の姿のようです。
また荒俣宏氏所蔵の外国の雑誌が多く並んでいたのですが、「宇宙戦争」という、アメリカをパニックに陥れた作品の雑誌がありました。初見だったので、興味深かったです。そして「セクシーロボット」(空山基)もよかった。
SECTION4 宇宙旅行と人間の未来
ここでは宇宙ブームである、一九六〇年代、一九八〇年代初頭から未来の宇宙の空想まで。スペースシャトル・チャレンジャー号の模型である「ザ・クローラー」(トム・サックス)と将来の宇宙服が面白かった。
このセクションではチームラボの作品が見られるはずだったのですが、調整中。お客さんが入らなかったから、やってないのかな。ものすごく電気代がかかったりして。
宇宙開発に投資する投資家が宇宙服を着て浮いている絵もあり、どこかにホリエモンがいないかな、と探してしまいました。
感想
軽い気持ちで見られる作品が多かったです。
チームラボの作品が見られなかったのでマイナス四十点の六十点ですね。
なぜか美人が多かった。外国の女性もいらしたのですが、やはり美人。宇宙は美人を引き寄せるのでしょうか。宇宙に興味があって、学芸員の方も美人でした。その人に許可を取ったのですが、よく分かっていないようでした。「特に後半の作品はガンガンとって、SNSで拡散して下さい」とおっしゃっていました。帰ってきて調べると、インスタグラムでの連携を目指しているようです。みなさん、ドシドシ参加して下さいね。これも、小学生の自由研究にいいですね。
最後ですが、音声ガイドは篠原ともえでした。