今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

第二十二回「短編小説の集い」参加作品「葉書き」ふりかえり。

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 こんにちは、まさりんです。
 今日はとても暑い一日になりそうだ。というのも、書き始めたのが前日なので、今日が本当に予報通りになるのかがわからない。予報では都心は三十七度という、馬鹿げた気温になるらしい。

 さて、先週はちょいと忙しかったので、短編小説の集いの振り返りを書く時間がなかった。忘れないうちにやっておこう。

novelcluster.hatenablog.jp

 正確に書くと、忙しいというか、夏になると家族に合わせる部分が多くなってきて、まとまった時間を作るのが難しくなる。本来は、一日から二日で手書き原稿を書き、それを一日で仕上げるのだが、それがままならなかった。数日掛けて、隙間時間を使って、チョコチョコ書いた。それが功を奏したのか否か。


 今回のテーマは「海」だっだ。テーマを見て、一番最初に書いた短編小説を思い出した。あのテーマは「星」だったか。あの話では自分が見た、一番キレイな星空を思い浮かべてそれを見たときの状況や、その星空を見た海の印象的だった思い出などを参考に話を作っていった。
 「描写が素晴らしい」という感想をいただいたのが、非常に嬉しかった。

masarin-m.hatenablog.com


 今回もそれに付随した物語を作っていこうかなとも思ったのだが、どうせならあの頃(二年ほど前の秋か)よりも上達したというところをお見せしたい欲にかられ、今回の話にたどりついた。

 今までの作品の登場人物はカタカナで名前を表記していた。それは作者が名前をつけたとき、特に全くの架空の名前であるとき、名前を見ただけでそのキャラクターが半分くらいわかってしまうというつまらなさを、解消したかったからだ。たが、もういいかげん、それをやめようという、私にとっては大きく、読み手にとっては他愛のない試みをおこなった。
 できるだけ、性格を読ませないために、オーソドックスな名前を、オーソドックスな字を当てて作った。由美と慎一親子である。
 ‘風合瀬’ は、青森の西部にある小さな漁港だ。‘かそせ’と読む。実はもうひとつ、向後という名字を考えていた。「後ろに向かう」という名前をどうしてつけたのか、高校時代の旧友向後くんに聞き忘れた。なんとなく、後ろ向きなイメージと、「殿に向かう猛者」の両方のイメージが沸いてよかった。ちなみに、殿(しんがり)は軍隊が撤退するときに敵の追い討ちを食い止める役割だ。ときには、死ななくてはならない。有名なのは、朝倉と信長が戦ったときに、浅井長政が裏切り、撤退したときの、秀吉の殿ね。
話を戻そう。そのように設定して他の文章も実は書いているのだが、この風合瀬という名前をテレビで見てしまったのだ! 「鉄腕ダッシュ」ね。風合瀬を使い、由美を青森の出身にしたら、話が俄然拡がってきた。そのイメージを使った。電車のことなどは、多少調べた。
 「漂流郵便局」は実際に香川県に存在する。アート作品らしい。瀬戸内海の各地は町おこしのために、アートを積極的に活用している。作品だらけの町なんてのもある。そんな作品の一つだ。最近、あさイチでも登場していた。私が知ったのは他でだが。番組では言えない気持ちをはき出す場として紹介されていた。浮気をされている妻が、相手の女性へ罵詈雑言を吐いているものも紹介していた。もちろん感動的な葉書きもあった。

missing-post-office.com


 本当は、郵便局まで由美と慎一は行く予定だったが、紙数の関係で断念した。反省はそこだろう。もしかすると、郵便局に行くかもと思いながら読んだかたは申し訳ない。

 本当はどこかの海に行こうかとも思ったのだが、この時期の海って風情がない。それに、今回は想像だけでどこまで行けるかというのに、挑戦してみたかった。その点では、多少収穫があったのだろうか。作品の幅を広げようと思ったら、データだけで想像して書けるというのも大切だを。大沢在昌は新宿鮫を書いたとき、データだけで書いたそうだ。長い間ヒットに恵まれなかった氏はそれで、逆転した。

 

 あと、「葉書き」と変換しようとして、「葉書」としか出てこなかったのは頭にきた。ATOKではなく、グーグルの変換ソフトを使っている人が多いらしい。かえようかしらん。

 八月はホラーらしい。
 参加するかはわからない。以前書いたが、ホラーは苦手である。

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