池波正太郎をめざして

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明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

SMAPの解散。二人の言い分はどちらが正しいと言えるだろうか。

雑記 エッセイ

 

 まさりんです。

トピック「SMAP」について

 お盆翌日。天気予報では、今日から明日の朝にかけて台風だという予報が出ている。出ていて、一六時半までは大雨洪水警報が出ている。出ていた? というのは、外は晴れているからだ。晴れたまま、小雨が降っている。台風というのは、カーマくらい気まぐれなものだ。どうなるか、正確なところはわからない。

SMAP解散

 先日八月一四日の深夜、SMAPが解散するというニュースが流れた。今年は千代の富士が亡くなったり、もちろんデヴィッド・ボウイもプリンスもなくなったり、不倫はどうでもいいが、今度はSMAPの解散が報じられたり、見た瞬間、「おおう」と声を上げてしまうニュースが多い。なにかのツケを払わされている気分になる。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

 付随してやはり各種報道が出ている。大筋は・・・・・・。

 1,木村拓哉と他の四人で気持ちが割れている。

 2,香取慎吾が特に強行に解散の意思を出している。

 という前提で報じられている。もちろん、これに疑義を唱える気はない。なぜなら、知らないからだ。だが、報道ではこれも流れている。

 3,この一連の流れこそがジャニーズの戦略であり、忠誠を誓った木村拓哉を擁護し、香取慎吾たち他の四人をけなすために情報操作を行っている。

 果ては

 4,今年に入ってからのこれらの流れの現況は副社長である、メリー喜多川氏の、次期社長候補である藤島ジュリー景子氏かわいさからの一撃が原因である。

 などという報道まである。

 海外でも報道されている。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 3,4が事実なのかわからない。なぜなら、あくまで記事が予測であり、同時に私が内部事情など知らないからだ。ジュリーとかメリーとか、正直頭が痛い。もしかすると、ハーフなのかもしれないが(wikipediaによるとアメリカ生まれらしいが、お母さんの名前はなかった)、80過ぎたメリーさんという名前には、かわいらしいおばあさんを想像してしまう。本当はどうだか知らない。話を戻そう。

どちらもわかる。

 上記1,2の前提を信じた上で書く。

 どうも、SMAPと他のアイドルとは違う気がする。今では景気が悪いというのが当たり前になってしまったが、SMAPが台頭していった九〇年代というのは、段々日本が凋落していった時期である。SMAPとはそんな気分と寄り添っていった文字通りの国民のアイドルである気がしてならない。もしかすると最後かもしれない。

 私自身もファンでない。が、「所詮いちアイドルじゃないか」とは言えない存在である。あの時代の気分と一番マッチしていたのがやはり「夜空ノムコウ」だろう。この記事を書く前も聞きたくなって聞いた。今の気分とあって、グッときた。もちろんスガシカオの歌詞もメロディーも素晴らしいのだが、やはりSMAPが歌わないと来るものがない。各アイドルグループにそれぞれ絶頂期があるが、SMAPの場合は絶頂期からそれに近い安定期がずっと続いている感じがした。

 

 だから、(前提を信じるという上で)木村拓哉が四の五の言わずグループの存続を図ろうという気持ちも、純粋に「ムカつくヤツと仕事はできない」という香取慎吾の気持ちもわかるのである。

中田英寿香取慎吾って同い年なんだよね。

 同じ、一九七七年生まれの三九歳。

 私もほぼ同い年なのであるが、この年代には香取慎吾の身の処し方がよく分かるのである。「カットアウトの美学」である。

 「カットアウトの美学」とは、ロックミュージシャンがバンドを解散するときにする手法である。一番有名なのはBOΦWYだろう。バンドの絶頂期での解散である。当時は公式にどういう経緯で解散に至ったかは分からなかった。後に、ドラムの高橋まことの著書でいろいろ語られているのだが。ファンの間には想像するしかなかったが、その後の動きから、氷室京介布袋寅泰の不和が原因だろうというのが定説だった。もちろん、高橋まことの著書でもその方向で話は語られているのである。その経緯の詳細が出ていた。

 仲が良いと、ブルーハーツ甲本ヒロトたちのように、中核が残って、他のメンバーが入れ替わるという形もあり得る。もちろん彼らもいろいろあったと噂されているが。

 氷室京介は二〇一六年、ライブ活動の引退を発表。難聴とはいえ、やはりスパッとやめる感じは、この「カットアウトの美学」であろう。それ以降、BOΦWYは復活しなかった。これがかっこいいという感覚がこの世代のどこかにある。みっともない姿は見せたくない。

 おそらく、中田も香取も、意識的にか無意識的にか、この美学を踏襲しているのではないかと思う。中田英寿も引退したのは二〇〇五年である。ドイツワールドカップ終了後、引退した。二〇代だ。二人とも放り出すものが巨大すぎる。芸能界は明日生き残れるかはわからない。だから、確実性の高い方を選択するのがいいのである。先日、極楽とんぼ山本圭壱がテレビに出た。島田紳助が引退発表をしてからも、本当はテレビ復帰を画策していると聞く。SMAPだって、しくじればどうなるかわからないのである。

木村拓哉の考えもわからんでもない。

 ただ、時代は変わった。おそらく団塊の世代が引退を始める二〇〇八年以降からだろう。ビートたけしなども、「引退はお客さんがきめることだから」と言って、テレビに出続けている。別にそれはかまわないのだけれど、時代の空気というのは変わったと感じる。あらゆる手を尽くして生き残りを狙う。そういう時代になった。

 真田丸が受けるのもそうだ。これからがその話の真骨頂になっていくのであるが、真田家の生き残りを画策して残酷な決断も出てくるだろう。脚本が三谷幸喜という手練れであり、また話として「みんないい人」の話が好きであるから、ニュアンスは変化するだろうが。昔ならもしかすると「みっともない」として真田昌幸などは忌避されるかもしれない。

 木村拓哉の選択は、時代的でもあり、そして大人として間違った選択ではないので、とても心情が理解できる。

 前段と同じように報道がほぼ正しいという前提で書けば、SMAPはジャニーズを離れて、香取慎吾などは母のように慕っていた飯島マネージャーと独立を画策していて、一時は上手くいきそうになったということだ。ところが木村拓哉はジャニーズに残るという決断をして、SMAPの五人を引き留める形になった。

 未来は正確には分からない。「こうなるだろう」はあくまで「だろう」だ。すべては現状の条件を元に作戦を立てる。そうすると、飯島マネージャーと独立するのは一つの賭けだ。賭けに出ていい状況なのだろうか。失敗するかもしれない。それこそ、ジャニーズにつぶされるかもしれない。そう考えれば、残るという選択は現実的であり、間違っていない。もちろん、ジャニーズが今まで通りのマネージメントをすれば、である。

 彼には子どももいる。金がすでにあるのだから、失職しても大丈夫だろう、というほど人生は単純ではない。

 だから、彼の決断は正しい。

 そして粘り強い様子は、「武士の一分」を思い出す。

masarin-m.hatenablog.com

ファンを無視している。

 結果的にはそうなってしまった。しかし、ここからふるい落とされて、本当のファンが残るのかもしれないと思うのだ。なかなか難しいのであるが。

両方の気持ちが分かる。

 だからこそ、こんな駄文を長々と書いてしまった。

 なんだか、経緯を読んでいると遠い目になってしまうのである。寂寥感がとてもあるのだが、不満を言う筋合いでもない。今後、時代を象徴するアイドルが出てくるのだろうか。カンニング竹山は、「身内が亡くなる感情」と言ったが、よくわかる。時代の節目を感じる。

 

www.nikkansports.com

 ただ、もしかするとジャニーズ自体のやり方がこれで変化するかもしれないと思う。今の日本のタレントのあり方は、事務所あってこそだが、酷使する割に守らない気がする。そんなかたちが変わると良いね。

 

 

Smap Vest

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