今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

短編小説の集い、夏休みの宿題、怪談「鬼丸」振り返り。

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 そろそろ、酸素系漂白剤で洗濯槽を掃除しようかと思っているまさりんです。

 この記事を書いているのは、九月の初旬ですが、いまが夏かい! という暑さです。おかしいと思ったんですよ、八月でもクーラーなしで眠れる夜があったり、日が落ちた後のジョギングでも一枚多めに着なければ汗だくにもなれないし。今になって暑くなってきたようです。ただ、同時に夜はうちの構造上、暑すぎてクーラーなしでは眠れないのですが、だいぶ落ち着いてきましたな。

 今回は前回の夏の宿題について振り返ります。といっても、短歌の善し悪しは、まったくわからないので割愛。というより、それには触れながら書いたので、それでよしとしましょう。感想は読ませてもらっています。ありがとうございます。今回は小説について、振り返ります。

 主催者様よろしくお願いします。

novelcluster.hatenablog.jp

 

 タイトルを「鬼丸」とした。みなさんは、小説を書くときにタイトルとどの段階でつけるのだろうか。だいたい、私は書き終わったあとでつける。文章の内容を考えて、この文章で一番の特徴と自分で考えているところを、端的に表現できている言葉をタイトルとする。このお話の場合、先祖代々伝わる刀に関する物語なので、その刀の名前をタイトルとした。

 鬼丸は「鬼丸國綱」という名刀の故事を流用した。本物の「鬼丸」は、宮内庁にある。北条時政の夢枕に立ち、鬼を退治したと言われる故事が本当に存在する。名刀はそのあと、権力者の手を次々に伝っていく。この刀も新田義貞、足利義輝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、明治天皇と次々に渡っていった。

 ちなみに、この足利義輝はとても面白い。剣豪として名をはせ、塚原卜伝の弟子でもあった。ときは戦国中期あたり。武田晴信(信玄)と長尾景虎(上杉謙信)、里見義堯と北条氏康、島津貴久と大友義鎮、毛利元就と尼子晴久など、数々の争いを調停しようと試みた。実際はなんとも言えない。利用されていたとも言えなくもない。どちらにせよ、そのときの幕府の有力者であった、松永久秀と三好三人衆にとっては邪魔者になった。だから、三好は刺客を放ち、将軍を討った。

 剣豪であった義輝は、二条御所にいたのだが、多くの名刀を畳に突き刺し、切っては刀を変え、また切ってと獅子奮迅の戦いをした。最後には、囲繞して、畳を盾にし、同時に突きかかって殺したそうだ。

 今で言えば、株主が邪魔なので、株主総会の会場を囲み、毒ガス攻撃で会場内の・・・・・・、止めよう。

 もともと、名刀の逸話には興味があった。今年の梅雨時期に上野の国立博物館で開催された、半跏思惟像展を見た。

masarin-m.hatenablog.com

 そのときに常時展示だろうか、歴史に関する展示、土器、仏像、刀、鎧などが展示してあった。それを見てあまりにも自分が刀のことを知らなくて、どうも感動できなかった。それが悔しくて、日本刀関連の新書を衝動買いした。

 

 

物語で読む日本の刀剣150 (イースト新書Q)

物語で読む日本の刀剣150 (イースト新書Q)

 

  他にも面白い故事がたくさんあるのであるが、今回はこの本にあった「鬼丸國綱」を使った。まだまだ量産できそうである。

 

 文章については、怪談ということで、最後の鬼丸と戦うシーンの密な描写を意識した。あまり恐くないかもしれない。描写と動きの一体感はまだまだかもしれない。文章制限があって、人物の深みを出した部分は多く削らざるを得なかった。余剰が小説であると思っているので、こういう部分を削るのはちょっと惜しい。骨格の部分はもちろん、事前に設定するのであるが、こういう部分は突如沸いて出てくるものだから、それこそが自分自身を表現している気がするのである。

 岩井志麻子の「ぼっけえきょうてえ」くらい恐く書くのは、ある種才能なんだよね。私にその才能があるのかどうか。ただ、こういう故事にからめて書くのはとても楽しかった。

PS:ところで「家電会議」とか「物件ファン」とか「mackerel(マッケレル?)」とかあるけど、私に関係があるものがあるだろうか。引っ越したいから物件ファンかな。そういうライトなのじゃないの?

 

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