今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

リトル・フォレスト夏・秋・冬・春ーー十分日記1

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ブログのデザインを変更した。トップページがタイルになっていて、ちょっと面白い。

 

あまり更新をしなくなって、はてな公式の仕様もずいぶん変更になった。パンくずリストが設置できるようになり、関連記事も表示できるようになった。興味のあるかたはそれぞれ設定のデザインでいじれるのでやってみてほしい。

 

さて、これもあまり更新しない期間にやったこと。

映画「リトル・フォレスト」を見た。

タイトルの季節はこれで正しい。この順番に展開する四部作である。

 

舞台は東北の表面上は寂れた村である。小森地区。だから、「リトル・フォレスト」である。ここに住むいち子(橋本愛)は、一度都会に出て、小森に帰ってきた女性である。母と二人でこの地区で高校時代まですごした。母親といち子はこの地区で自給自足をしていた。スーパーまで山を越えていかなければならないので、基本作れるものはすべて自分で作る。

夏の小森は谷間なのか、非常に湿度が高い。家から湿気を追い出すために、わざとストーブを焚かなければならない。そのストーブの熱を利用して、パンを作る。出てきたパンが、買ってきたんじゃない?という出来上がりなのは置いておこう。パンだけそう思った。

季節に取れたものを利用してなんでも作る。甘酒、ソース、炊き込みご飯・・・・・・。秋にはアケビをとり、合鴨農法で育てた合鴨を絞めて調理する。

こんな豊かな四季を過ごすいち子であるが、それは積極的な選択ではなく、都会での生活の失望の果てであった。

また母親はある日突然逃亡した。その母親の影が、そこかしこに現れる。同じように料理をしているのに、母親ほどうまく料理ができない。

 

始め、制作がロボットということで興味を持った。ロボットは「踊る大捜査線」を作った制作会社だ。ミニマリストが喜びそうだが、ミニマリストとは対極の豊かさをもつ生活を描いていた。それは冒頭でそんな内容なのだとうことがわかったが、もしかしてロボットだからCGバリバリなのかなということを始め確認したかった。

夏の冒頭のシーンで、そんな演出がある。が、基本的にそれほどCGは使っていないように思う。さりげなく使っているのかもしれないが、CGが目立っている感じはない。これで、冬の大雪のシーンは真夏に撮影して、ほとんどが夏に撮影したものだと言われたら、引いてしまう。

物語を全て事前に聞いてしまっても、楽しめる映画だ。よく書くが、こういう美しい映像をぼうっと見ることは至福である。「山の郵便配達」とか、「ラスト・エンペラー」とか、「アラビアのロレンス」とかね、そういう映画はよい。

母親との葛藤はあるのだが、母親が登場して、二人で怒鳴り合って、みたいなシーンはない。だから、ほっとしてみられる映画だ。

みどりの小野さんはこれくらいできるのだろうか。狸汁くらいなら、絞めるところからできそうだが。

 

リトル・フォレスト 夏・秋 Blu-ray

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リトル・フォレスト 冬・春 [Blu-ray]

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