夕方からカミさんと東京駅で待ち合わせた。
そのまま丸の内の丸善本店へ行った。
次の短編小説の集いに使う資料を買うためだ。
一応リンクを貼る。次の課題は「影」だ。
資料を集められたかは微妙だが、面白い本は買えた。
本屋に行くたびに、我ながらネットで買えばいいのにと思うのだが、確定的に買いたい本が決まっているわけではないので、一応パラパラと読みたかったのである。それに、習慣になっていない行為はなかなか定着しない。歳である。
本を買った後、近くの喫茶店でカフェラテを頼んで、買ったデータ集をパラパラ眺めていた。
それは様々な経済統計が載っているものだった。
アイス・カフェオレをお願いします、というと、若い女性の店員が「カフェ・ラテでよろしいですか」と念押ししてきた。「はい」と返事をし、先にカミさんの注文を済ましてもらった後(我が家は家父長制を取っていないので注文は各自が行う)、こう聞いた。
「ちなみになんですけど、カフェ・ラテとカフェ・オレってどう違うんですか」と聞いてやった。
念押ししたのだから、そこには雲泥の差があるのだろうと思った。ちょっと酒が入っているとか。
相手はしどろもどろになった。
決して、カフェ・ラテが若者風の飲み物で、じじい扱いされたのに腹を立てたわけではない。
なんだか妙なテンションになっていたのである。
そういうときは、何も言わずカフェ・ラテを出せばいい。
そのあと、有楽町の沖縄県のアンテナショップに行って、沖縄そばなどを買って帰った。
総じて空いていてよかった。
喫茶店で開いていた、データ集で面白いものがあった。
男女の年齢別の死因ベスト5であった。
男性は、四十五歳以下で死因ナンバーワンが自殺である。四十五歳を超えると悪性新生物、つまりガンが一位になる。自殺は五年おきに順位を一つずつ下げて、定年までつきまとう。
女性は、若いうちは自殺が一位なのはかわらないが、三十から三十四歳、つまり多くの女性が結婚をし終えた時期に二位に下がる。そこから、つまり三十から五十四歳まで二位に自殺がくる。これは女性が精神的にか弱いととるべきなのか、肉体的に強いととるべきなのか、かなり迷う。
それにしても、死因にこれだけ自殺がある国って、本当にあるのか、と思って帰って調べてみると、国際比較で九位である。他の先進国(韓国を除く)のなかでは非常に高い。またなぜかユーラシア大陸で非常に高い。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.htmlwww2.ttcn.ne.jp
これも防ぐべきなのか、という議論になると、優生思想が出てきそうなのでやめる。
なにか面白いことがあったので書こうと思っていたが、忘れたのでここでおしまい。