今日の朝、たまたまスマホを見たら、「J-アラート」から警告が来ていた。
なんと我が夫婦のスマホは警告音が鳴らなかった。この瞬間もうシャープ製品は買わないと誓った。ホリエモンはこんなことで起こすなと切れていたが、起こしてくれないのも困りものだ。
さて、テレビをつけてNHKにチャンネルを変えると、おぞましい警告文が出ていた。
北朝鮮のミサイルが領空を通過する。北海道、東北に被害がある可能性がある。いや、よく見てみると、茨城や長野まで入っている。
ゴジラのテーマを作った、伊福部昭が作った警告音が鳴るたびに、全身に鳥肌がたった。
範囲が広い。
北朝鮮から茨城にも被害が及ぶ可能性があるとすれば、ちょっと逸れればこちらにも飛んでくる可能性があるのか。長野を通過したら、など日本地図に頭の中で様々な放物線を描いた。多分大丈夫だと結論を出した。Jアラートが発せられて、すでに四分が経過していた。もう取り越し苦労か、と思ったら、通過まで十数分かかる、とNHKのアナウンサーが述べていた。我が家でシーサーと呼んでいるアナウンサーだ。
迎撃なし
それにしても早々に迎撃なしにするとしていたが、ちょっと北朝鮮の技術を信頼しすぎではないだろうか。
情勢分析
その後も特別番組が続いた。
ミサイルが火星うんたらであること、パーツが三つあったということ。
ミサイルの仰角が低く、長距離飛ばそうという意思はなかったということ。
北朝鮮からお盆の頃にミサイルを飛ばすという予告があった。
予告して予告したところに打つバカはいない。
だから、グアムはないだろうと思っていた。
しかし、まさか日本の領内に飛ばすとは。
ばかな、と呟いてしまった。
そんなこんなを見ていて思った。
パカパカミサイルを撃っているが、この国のどこにこんな資金があるんだろう。
どこかに抜け道があるはずだ。
(ここからは妄想である)
技術は、旧ソ連系の技術を吸収しているらしい。
どこだかの国は裏金が横行していて、武器の横流しも多かったそうだ。
その国からソ連系のロケットのエンジンを導入したらしい。
これも不思議だった。北朝鮮がどうやってミサイル技術を導入したのか。
ただ、「ミサイルを買った」らしい。どうやって中央アジアから北朝鮮まで運んだのだろう。
それも使いこなせなければ仕方がない。
ちょっとネットを繰ってみると、技術支援に中国の影響もあるという説もあった。
資金にしても、技術にしても、人材育成にしても、中国とロシアの支援があると見ていいだろう。
テレビなどでは、「北朝鮮対アメリカ」という図式で解説していた。
しかし、裏に中国やロシアの影響があるということを前提に考えれば、アメリカは飛んで来たミサイルと迎撃することはできるが、報復というのはできないのではないか。
さらに妄想する。
中国やロシアにとっても、北朝鮮がミサイルを撃つことにメリットがあるとすればどうだろう。
中国は南に膨張したがっている。
ロシアは西に膨張したがっている。
北朝鮮はもしかすると、韓国を併合したがっているのかもしれない。
それぞれの国にとって、日本やアメリカを挑発して、動向を見るのは無駄ではない。
しかも、今回のアメリカではハリケーンがやってきて、大きな被害をもたらしている。このタイミングを北朝鮮はあえて狙ったのだろう。
どんなタイミングで攻撃すればアメリカが反応するのかを見るのに格好だ。
トランプ政権がどれだけの報復を打ってくるのか、オバマとどう違うのかを測るのは意味のないことではない。どうせ、報復はできないのだから。
アメリカはしきりに「中国とロシアの役割に期待する」と言っている。
要するに「手を引け」というメッセージだろう。
ちょっと妄想が過ぎた。ただ、今の状態で割りを食うのは日本と韓国である必要があると感じる。両国は挑発まぎれに、本当にミサイルを撃ち込まれるかもしれない。そのくせ、動きようがないのである。三つの軍事大国に挟まれ、もう伏しおがむしかない。
改憲しても、さほど意味がない。タイミングとして最悪だし。できれば、有事ではなく(今が有事という意味ではない)、平時にやりたかった。感情に押し流され、なんでもありになってしまうからだ。
ホリエモンがJアラートに叩き起こされたことに怒っていたが、ぱかぱかミサイル(つまりロケット)を飛ばせることにやっかんでいるのかもしれないということに書きながら気づいた。
あと、トランプを含む軍事大国の指導者たちが底抜けのバカでないことを祈る。