昨日、初めて五十キロを越える距離を自転車で走った。
江戸川サイクリンロードではおなじみの目的地である、関宿城まで走った。往復で九十キロ超である。
ロングランを日常的にやっておられる方は失笑ものだろう。
ここではメモ書き的に、そのとき気づいたことを書いておきたい。
1、自転車の清掃は重要だ
ここでも書いたがそれに向けて自転車の調整をしてきた。
といってもほぼ素人だし、必要もなかったので、パーツの交換などはせず、清掃や調整をやった。長距離走って感じたのは、それだけでも走りがずいぶん違うということだ。
素人臭いが、チェーンの清掃だけでも随分変化があった。
チェーンの清掃は二、三百キロおきにするのが理想的なのだそうだ。
見よう見まねでチェーンクリーナーとパーツクリーナーを買った。買ったはいいが、使い方はよくわからなかった。謎のブラシが付属していたが、使い方は調べたらわかった。
チェーンクリーナーはチェーンのオイル汚れを溶かすものらしい。そして、そのクリーナーをチェーン全体になじませるために謎のブラシを使う。同じ行為を前後のディレーラーやギアの歯に行う。そしてオイル汚れを浮かせた後にパーツクリーナーをかける。パーツクリーナーは泡状なのだが、泡が垂れるときにオイル汚れが落ちて真っ黒な泡が滴った。
説明書きを読むと、チェーンクリーナーもパーツクリーナーも「チェーンに使えます」とあって、どちらかを使えばいいと思っていた。YouTubeで動画を見ると間違っている人もいて、チェーンクリーナーしか使っていない人もいた。すごくマッチョだった。
あとタイヤの空気圧も大切だ。普通の英国式の空気入れを簡易的に仏式に変えるプラグを使っていたが、それでは途中で空気圧が加えられないのだなとわかった。
2、肉体的な変化
一番びっくりしたのはエネルギー切れの状態を自覚できたことだ。途中で足が重くなった。二十キロくらいの短距離だと、カロリーの補給などは行わない。今回、あまりにも足が動かないので、コンビニでカロリーメイトを食べた。食べる前後で動きが変わった。
帰りも、補給無しで帰れる自信がなく、DAKARAというカロリーのある飲み物を買った。それを飲みながら走って途中から見ずに切り替えた。するとやはり足が重くなった。自販機があったのでポカリスエットを飲んだのだが、目が覚めたような感覚があって、そこから走るのが楽になった。短距離なら構わないが、今度から長距離を走るときはスポーツドリンクを持っていった方がいいみたいだ。ノンカロリーでも同じ効果が出るのか、試してみたい。
いつも長距離を走ると尻が痛くなるのだが、今回は加えて腰と肘、が痛くなった。復路である。肘にはサポーターをしていた。加えてグローブをした手が痛くなり、脇腹が攣りまくった。
十キロおきに腰を伸ばしストレッチをしながら走った。
結果、行きよりも早く帰ってきた。
カロリー切れには気をつけたい。
帰って入浴後体重を測ったら、二キロ以上落ちていた。
復路の途中で土手を散歩していたおじいさんに話しかけられる。
よくサイクリングをしている人に話しかけるらしい。
気をつけるように言ってくれた。無事に帰りました、と報告したい。