今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

陰謀論ーー十分日記94

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陰謀論が大好きです。

マジェスティック12、キャトルミューティレーション、アメリカと宇宙人の密約、月の人口建築物、エリア51・・・・・・。宇宙関連の話、とくにやおい物ばかりですが。やおいといっても、あっちではなく、矢追純一だ。ユリ・ゲラーを日本で有名にした人物である。

中学生の時にはTSUTAYAでレンタルして、矢追純一のUFO特集のビデオ(当時はDVDではない)を借りて、友人の家で皆で見ていた。

アポロが月に行った映像はスタジオでの撮影だし、ステルス戦闘機はアメリカが宇宙人から譲り受けた技術を基にしているし(こんなのあったよね)、メキシコにはUFO密集襲来地帯があるし、宇宙人は日本の市民権を得ているし。

 

検索していて、そんな陰謀論を見ているのが非常に好きである。

Wikipediaを見ていると「陰謀論の一覧」というページがあって、見ているだけで楽しい。

日本銀行設立にはロスチャイルド家が大きく関与していて、株式の持ち分の三割を保有している。だから、日銀のなかにはロスチャイルドの関与を示す五本矢の描かれた扉があるらしい。

「ロスチャイルド」とか聞くと、目がらんらんとしてしまう。

政治や戦争で有名なのは「真珠湾攻撃陰謀説」だろう。

太平洋戦争の開戦時の真珠湾攻撃をアメリカ政府は事前に察知していて、わざと攻撃させたというやつだろう。「トラトラトラ」などの暗号をすでに解読していて、黙殺していたというものだ。

オーストラリアやアメリカの一部では水道水にフッ素が入っているそうだ。こうすると、歯の再石灰化が進み、虫歯の予防につながるらしい。ただそれによって、市民のやる気をそぐための陰謀だという論説がある。一応書いておくが、フッ素は逆に中毒になり健康を害するという説もある。言っているのが歯医者だと、陰謀めいて聞こえる話でもある。

書き出したらきりがない。

 

もちろん、陰謀論は陰謀論であって、たしなむ程度にしている。それを盲信するほどではない、と信じたい。が、現実の世界も陰謀論的に見えてしまうことがある。

 

今、日本政府は躍起になって「教育の無償化」に突き進んでいる。教育ははっきり言うと企業の儲けなどにつながらないので、後回しになる傾向がある。公立学校の出身者にはよくわかる話だろう。

バブル景気の頃でも公立の小学校で、ガラスを割ったと言えば大騒ぎになるし、私の学校などは小中学校のオルガンは、足で踏むヤツだった。教室には教科書以外の本は一冊もなく、先輩が彫刻刀で削った机をいつまでも使っていた。

今は安定職と言われる教職や公務員も、相対的に言えば、安月給であった。

 

なぜここにきて無償化にご執心なのか。

それは教育の産業化をすすめているからである。

これには実は前段階がある。といっても、前段階も陰謀論だ。

それは私学の育成である。

私学の中高一貫校がやたらと流行った時期があった。〇〇年代前半だろうか。

教育費を節減するために、中高一貫校を流行らせて、公立校を統廃合しようという動きだ。

 

学校の経理というのは面白くて、ほとんど教師の人件費だ。ストックではなく、フローの話だ。ただ、人件費以外に使い道もない。もちろん設備を完備した後の話だ。

とくに貧乏公立教育費を削るためには人件費を削らねばならない。それには学校数が減らねばならない。

ただ、児童、生徒数は人為的には調整できない。だから、国庫の教育費負担を減らすには、私学を隆盛させて、公立からシフトさせるのがよい。本当に救いようのない貧乏人か、私立が経営のできないような過疎地以外は、私立に通うように仕向けていったのである。(陰謀論だということを忘れずに)

 

そしてお人好しの民主党政権が、教育の無償化を打ち出して、公立高校の学費を無償にした。しかし、批判を恐れたのだろう、私立高校の学費も、同額を引くことにした。きっと、陰謀を企んでいる者たちはほくそ笑んだだろう。

 

今。

加計学園と森友学園の問題。

両方とも私学である。もしも教育特区を作るのなら公立学校でやるだろう。必要なのが大学ならば、その地方の国立大学だし、高校ならばその付属だろう。どうして私立なのか。しかもコンペティションもなく。一応あったのか。

くわえて今回の選挙で、幼保の無償化、大学の学費の無償化を進めている。我々馬鹿な国民(昔はB層と言ったか)ブームだからと、こぞって私学に行き出す。そこで、公立・国立の各種学校を統廃合してゆく。

おそらく、授業料はそのときの私学の授業料は国公立無償化分をさっ引いたものになるだろう。変わってなければ、国立大学の授業料は年間四〇万から五十万だろうか。私学は八〇万から一〇〇万くらいか。さっ引いたときの授業料は四〇万から五〇万の間になる。

統廃合が完了した後、私学の授業料を上げれば、私学は利益をあげることができる。そして国庫における教育費も圧縮できるはずだ。学校の敷地は売却でき(その市などに押しつけられる)、その利益も上がる。

授業料でコントロールした私学の利益が、その時々の政府の「おともだち」に流れ込む。

 

勘違いした我々、馬鹿な有権者は愛校心の元、強大な票田にもなる。すべてがwin-winの関係だ。もちろん、我々庶民を無視すれば。

無償化、無償化と言われると、そう見えてしまう。

 

それにその費用の一部を経済界に出させるらしい。

三〇〇〇億円。これは将来、増大していくのだろう。

それを出させることを決めた席で、小泉進次郎が説教していた。

「おかしいことにはおかしいと言え」

金を出してもらって説教するという、暴挙であると取った人も多いだろう。

私には他のメッセージに聞こえてしまった。

「政府は妙な陰謀を企てているぞ」

 すべてはただの陰謀説である。

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 ※こういう威勢の良い坊やに限って、妙なことをやって失脚するんだよね。