今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

スターウォーズ「最後のジェダイ」ネタバレありですーー十分日記108

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starwars.disney.co.jp

昨日スター・ウォーズの新作を映画館に見に行った。「最後のジェダイ」である。まだ見ていないと言う人もいるだろうから、どこまで書くかは迷ってしまうのだが。読むかどうかは個々人の判断にお任せする。

一言で言えば、「今年一番の作品」とは言い切れないが、同率首位の中に入ったと思う。

 

前作「フォースの覚醒」では人気キャラクターであるハン・ソロが、息子で暗黒面に落ちた時ジェダイ・カイロ・ レンによって殺されてしまう。自分の家にフォースの可能性を感じたレイはルーク・スカイウォーカーに会いに行くところで前作は終わる。

今作では、伝説的なジェダイであったルーク・スカイウォーカーとレイアの話と、次世代のジェダイである、レイとカイロ・ レンの話が物語の軸である。

話は共和国軍のレジスタンスが基地を放棄して撤退する場面から始まる。

ここから物語を全部書いてしまってもいいが、見に行って欲しいのでこの程度にしておく。

 

もう金のかけ方が桁違いだというのが映画の全編から感じられる。あそこまで CG を使われてしまうと、現実とCGの境目がわからなくなる。

ルークとレイが修行する離れ小島は実際にはアイルランドだかアイスランドに実在するらしい。「世界ふしぎ発見」で市川沙耶が訪れていた。例によってその問題はスターウォーズとは全然関係なかった。市川が選ばれたのは、主人公レイと雰囲気が似ていたからかなぁ。

その島にはジェダイの古代遺跡があり、ルークは昔自分やオビワン・ケノービが住んでいたようなドーム型の家に住んでいる。実際に使ったかわからないが、その小島にも同じような石造りの家が点在している。

あの手の映画を見ていて冷めるのはどうせCGだろうなと読み切れてしまうからなのだが、あそこまでやられると、どこがCGなのかがよくわからなくなる。画面の全部がCGなようでいて、きちんとロケをしていたりする。

 

物語の序盤、戦闘機乗りであるポー・ダメロンは、失策を犯す。中佐あったが、その一件で降格する。 レイア将軍がその決断をする。命令を逸脱して行動してしまい、多くの仲間を殺したからだ。

それを支持する提督の一人は物語終盤、身を挺してして仲間たちを守る。

ポーの無茶は半ば勝気な功名心から行ったことで、自己本位な行動であったが、提督は皆を活かすために最小限の犠牲で済むように行動した。二人の行動はその点で違う。

自分の功名心を「大義」と呼び、多大な犠牲を「小義」として顧みない行動は嫌悪を産む。かっこいいがね。そこに乗じて、自称「大義」を担いで利益を得ようというものが登場するとなおさら頭を抱えたくなる。特に担がれていることに無自覚な人間が象徴になった場合。

 

前回と今回の中間には「ローグ・ワン」という作品が挟まるが、そこから犠牲者の数がぐんと増える。まるで人々の反応を試すかのようだった。ただ、そこで犠牲になる人間も決して功名心ではない。他人のために戦うのは時に美しい。もちろん、強制でなければ。

 

見ながら、そんなことを考えていた。

ほぼリンチに近い社会運動のことを考えた。

自分のために刃を振るっちゃいけません。

 

とうとう、ルーク・スカイウォーカーが登場して、カイロ・レンと相対するが、彼も己のためではなく、弟子であったベン・ソロ(暗黒面に落ちる前のカイロ・レン)を取り戻すため、レイを成長させるために登場する。ものすげえ、かっこいい戦闘シーンだ。

 

レイア将軍役のキャリー・フィッシャーがなくなってしまった。旧作からの面々は続々亡くなる。あとはチューバッカくらいか。あ、チューバッカのなかの人もなくなったんだよね。

続編はまだまだ作られるだろう。

やっとこれから、新世代のスターウォーズが始まるのである。

とはいうものの、演出のせいだと思うが、旧作のジェダイたちと違って、新世代のジェダイはどうしても雑魚キャラ感が強い。なんと為した方が良いと思う。あと、キュートなキャラクターがちょこちょこ登場するのはディズニーの影響か?

 

あと、クリスマスに見に行ったというのに、人がほとんど入ってなかった。もしかして、ローグ・ワンと前作で人が離れたのかなあ。今回も重い内容だけれど、見に行って良かったと思わせてくれる作品にはなったと思うよ。

 

スター・ウォーズ/最後のジェダイ  オリジナル・サウンドトラック

スター・ウォーズ/最後のジェダイ オリジナル・サウンドトラック