今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

厄払い--十分日記125

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昨日は鎌倉へ行った。

鶴岡八幡宮で厄払いをしてきた。

本来は、近くの寺社でお祓いをするのが好ましい。

信仰の上ではそうなのだが、個人的に鎌倉が好きで、鶴岡八幡宮でお祓いをしてみたいと思っていた。だから、行ってみたよ。

あと、この話を小説で使うかもしれないと思ったこともある。

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お昼あたりに鎌倉に到着した。

そのまま段葛を通って、鶴岡八幡宮に向かった。段葛とは、鎌倉の一番メインの通りの真ん中にある、一段高くなっているところだ。

この日は修学旅行が二校くらい来ているらしく混雑していた。しかし、自分たちが中高生の頃なら、二校も修学旅行生が来ていたら、絶望感がわいていた。小町通りなどを自由行動されると、その人数から行動不可能になるからだ。だが、今の中高生だと、「ちょっと混んでるな」くらいで終わる。それだけ少子化が進んでいるということだろう。それにしても、最近の若い子は方言を話さないので、どこから来ているのか分からない。もしかすると神奈川の他の学校が遠足できているのかもしれない。

さて、鶴岡八幡宮はこの日、めちゃくちゃ混んでいるわけではなかった。

入って一番奥の社殿の手前には階段がある。階段の左脇には有名な銀杏の木があった。今は落雷に遭っておれてしまった。その逆側の方に建物があって、このようなお祓いの手続きができる。建物の前で、用紙に必要な事項を記入して、建物を上がる。二階の前に受付があって、奥の部屋で順番を待つ。ここで料金の一万円を払った。金曜日の昼頃に行ったのだが、タイミングが良く五分待たなかった。待合室は異常に暖房が効いていた。

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続いて外に出るように促され、次々に建物から出て行く。

お祓いは先ほど書いた、階段と銀杏の前にある、舞殿の上で行われる。ここに上がりたかったというのも鶴岡八幡宮を選んだ理由の一つだ。

細かく書かないが、祝詞、舞子による神楽などが行われる。

鈴を頭の上で鳴らすというのがある。「頭を軽く下げよ」といわれるので、鈴自体がどういう風になっているかは見なかったのだが、おそらくひとつの棒にたくさんついているものだと思う。それが頭上でシャンシャンと鳴る。この音が非常にきれいだった。

最後に神主さんが何かありがたい言葉をおっしゃるのであるが、声が小さくて何も聞こえなかった。そのときに大事なお達しがあるのである。それは一番最初の手続きのときに、木の札に名前を二カ所書く作業がある。

舞殿を降りた後、この木札を真っ二つに割って、片方を火にくべる。たき火は舞殿の隣にあり、まわりにしめ縄が張ってあり、火の横で神職の方が祝詞をあげている。ところが、神主さんの声が聞こえなかったために、みな二つに割ったどちらをたき火にくべるべきなのかがわからなく、おろおろしてしまった。二つに割った片方に「災厄焼納」と書かれていたので、こちらだろうとくべた。

そして、杯を渡され、御神酒を飲んで儀式は終わる。帰りに大福をいただいた。

 

終わった後、行きたいところにあったのだが、まずは腹ごしらえをしようと大通りと小町通りを歩いた。鎌倉といえば、野菜とシラスなどの魚介類、葉山牛、湘南豚。これらの店を探す。のであるが、迷ってしまう。良さそうな店はだいたい混んでいる。もしくは高い。以前行ったことのある店は閉まっていた。発見したのだが、一本外れると結構リーズナブルな店がある。そういう店で、ネギトロシラス丼とうどんの定食を食べた。表通りだと、二千円以上取られるのだが、千円ちょっとだった。福禄寿御膳という名前だった。その店のことを書きたいのだが、これは小説で使えそうなので、割愛。

 

腹ごしらえをした後、次の目的地へと向かった。

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鎌倉には当然寺社がたくさんある。そのなかから、目に御利益があるところを探して行こうと思ったのである。

一つは、御霊神社。

ここは以前行ったことがあるが、鎌倉権五郎をまつってある。「かまくらごんごろう」と読む。鎌倉権五郎は源義家に従って、後三年の役に従軍する。そのときに、左目にやが刺さる。それを抜こうとして、同僚が足を顔にかけると、激怒する。そこから、志の成就と眼病の平癒にも御利益があるとされる。

神社の入り口の前に江ノ電が通っている。トンネルから出てくるところなのだが、撮り鉄の人がたくさんいた。混じって撮った。また、福禄寿と縁があり、まつられていた。これら七福神をまわる人々もいた。

昼に食べたのが福禄寿御膳だったので、なにかと縁を感じた。

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もう一つは本覚寺。

ここは日蓮のお骨の一部を身延山から持ってきて祀ってある。

ここに所縁のある日朝さんが眼病治療で信仰を集めたことから、眼病に験があると伝わる。もともとはここは、鎌倉の裏鬼門にあたり、夷堂があった。一時は日蓮が夷堂を拠点に辻説法をした。確かに、ここから辻説法をしたところまでは近い。

本覚寺のとなりに蔵並眼医者という病院があった。眼医者で蔵が並ぶのだから、霊験があるのだろうと思った。言いがかりだが。

 

カミさんのためのお土産、お菓子を買って帰った。帰りはグリーン車で帰った。となりにひふみんのようなおじいさんが座って、音を立てずに酒を呑み、モソモソとツマミを食べていた。

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