我らが羽生結弦が復活ののろしを上げた。
あの方はなんかおもしろいかたなので、興味がある。逆境になると非常に強い。
大けがをした後から復活。そのまま金メダルを取ったらおもしろい。オリンピックにはまっている人にとっては水を差す行為だが、大会前に金が少数、銀、銅ばかりになるだろうなと予測していた。今のところ予想通りの展開になっている。
ふうむ。
オリンピック全体に関してはほとんど興味なし。
だから、テレビが非常に苦痛だ。
ニュースが見たくても、すぐにオリンピックの、しかも同じ映像を延々と流している印象がある。きっと実際にはそうでもないのだろうが、オリンピックの映像が流れると、「またか」とため息をついてチャンネルを変えてしまう。
今大会の美女軍団も一度見ればいいよ。さして美女でもないし。あの音楽隊のリーダーの歌声はすごかったけど。あのお面は金日成だと思うよ。見させられるので、一応知っている。
ユーチューブで動画をあさるのである。
カズチャンネルでは、豪雪の福井の光景を流している。こちらのほうがおもしろい。
かみさんが出張に行っていたあたりから、録り溜めていた鬼平犯科帳をずっと見ている。が、本当に見続けているのでそれも尽きた。
芥川賞作品が文藝春秋に出ているのだが、途中で断念してしまいそうだ。
インドで日本語教育をする女性が主人公の作品なのであるが、ため息しか出ない。
バツイチである主人公。無愛想なのだが、美人だからそこそこもてる。別れた夫はうさんくさいのだが、やっぱりもてる。お互いの浮気が原因で離婚する。結局バツがつくのであるが、自分はモテて、モテる夫に言い寄られて、モテる故に別れる。別れた後も、金銭的に困ったときには遠慮なく頼ると、夫は助けてくれる。
なんだか、設定がため息しか出ないのである。
はっきり言って、インドでの話だけを書けばいいのに、と思ってしまう。もちろん、書いているのだから、どこかでシンクロする設定なのだろうけど。希有な体験を非常につまらなく書いている気がするが、最後まで読むと読後感が変わるのかもしれない。池井戸潤の小説「シャイロックの子供たち」もそうだった。
カフェで立ち読みできる本屋さんで、一章だけ読んだ。実に緊張感がある文章でおもしろかったのだが、最後まで読むとやっぱり池井戸潤で、陸王とか半沢直樹と変わらないものになってしまって、鼻白んだ。
立ち読みした本屋のある百貨店が近日閉店してしまうらしく、閉店売り尽くしセールをしていた。