今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

女性占領車両(打ち間違い、ママ)ーー139

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タイトルは専用と占領を打ち間違えたのだが、雰囲気としてよいのでこのまま使った。

痴漢対女性占領軍の戦いが一段落したらしいので、思ったことを書こう。

 

まず、痴漢対策についての是非は置く。誰かがその観点より、記事を書いているだろう。そして、女性専用車について、個人的には「どっちゃでもよろしい」というのがスタンスだ。その理由は後々わかるだろう。

 

「me too」運動に小島慶子が入ってきたとき、スッと冷めた。

同じ感覚は朝日新聞やハフィントンポストが入って来たときにも感じた。

急にお金と出世欲の匂いがした。

小島慶子は止めようがない気がするので放っておけばいいが、大手メディアはもう社会運動を記事にすべきでないと思う。少なくとも運動がひと段落するまでは。

インターネット、特に普通の人が参加しやすくなったSNSが登場してからは、大手メディアが社会運動に介入すると「はい、金儲けね」と白ける自分がいる。

あと、止める気がないが、小島慶子登場で、結局こういう運動を先導しているのは、「極端な人」かつ「出世したい人」たち便乗してるんだよな、と覚める自分もいた。

今回の「女性専用車両騒動」もそうだろう。全部の女性が出世欲の強い極端な人たちと同じではないだろう。

 

そういうスタンスで、一連の女性専用車騒動を見ていて、また日々電車を利用していて、びっくりするのは未だに女性専用車が一両で足りてしまうことだ。

女性の社会進出が進んでいる、といわれて久しい。しかし、こと朝の電車に限っては進んでいないことは如実である。

それとも、女の人はみな車で通勤しているのか。まあ有り得ない話でもない。多くの女性が近所で働いていると考えられるからだ。結婚出産し、退職をしてから、再度職につくので近所になるというケースが多いのだろう。

 

女性専用車はご存知のとおり、男性混在車両に比べればスカスカである。要はこれが騒動の元凶なのではないかと思う。

これも言わずもがなだが、朝のラッシュを経て一日行動するのは難儀である。疲労度が段違いだ。大学時代など、そのまま一限から体育だったりして地獄のようだった。だが電車の混み方自体は昔よりは随分マシになった気もする。昔の朝の総武線だと身じろぎもできなかった。手を上げるのも困難だった。

肯定するわけではないがあの状況でよく痴漢なんてするよ、と思っていた。立っているので必死だからである。特に私の場合、電車の揺れに対応するのが苦手で、懸命に吊革にしがみついていないと、よろめいてしまう。だから、必然的に混みやすいところで、吊革や手すりを求めることになる。そこは激戦区だ。入り口付近から奥には入れない場合、入り口付近の細長い広告によく指をついていた。そんなことは日常茶飯事だった。

ただ、何事にもコツがあるのだろうね。揺れに強く、身体が小さければ小回りが利くのかもしれない。

朝の電車に乗っていると、労働人口の減少を感じてしまう。

 

さて、昔ほどではないがラッシュのキツさを味わうと、スカスカの車内で優雅に移動することは手放したくないものになる。つまり一部の女性にとってそれは利権化しているのではないか。ここで我々男性が勘違いしてはいけないが、あくまで女性の一部であって、女性全員ではない。

ここで先にあげた原因を持ってくる。「スカスカなのが問題」という点だ。もしもこの女性専用車両がギューギューだったら、もしかすると「あまりにもかわいそうだ」という意見が出て、車両が増量されるかもしれない。

スカスカだから、男の一部(さっきと同じで全員の男性ではない)も激怒するのである。なぜなら、男というだけで弾かれ、女にのみ優雅な空間を与えられているのが気に入らないのである。

 

しかし、女性のやっていることは間違っていない。

所詮政治闘争は資源の奪い合いである。それに美しい言い訳を塗りたくるのである。なにも考えずに手放した男が悪いのである。

「賛成した覚えはない」と先に出た「怒れる男」が言うのであれば、それを許した別の男たちが悪いのである。ちなみに私は「別の男」に入る。「女の敵は女」と言われるように、「男の敵は男」なのである。

ここでいうとおりでなければ、「女性専用車両の真ん中にパーティションを入れて半分にしよう」と女性の側から言い出しても良さそうなものだ。そうすれば男性が怒ることなく、女性も通勤地獄という苦難を受け入れながら、痴漢被害も少なくできる。

もしくは逆に「怒れる男たち」が女性解放運動を主導して、朝の時間帯に通勤せざるを得ない女性を増やし、女性専用車両をギューギューにすればいいと思う。

要はフルタイムで働く女性が少なく、専用車両がスカスカだから、一部の男が暴徒化するし、一部の鋭敏な女が利権を得て手放さなくなるのである。

 

さて、極端な男女以外の我々はどうすべきか。

答えは簡単だ。傍観せよ。

他人の利権争いに手を突っ込むとろくなことはない。他人のうちの相続争いに出ていくようなものだ。金田一耕助じゃあるまいし、死人が出るよ。