千葉県には二つの沼がある。
千葉県の形、つまりチーバくんの横顔を想像されたい。
チーバくんの目の上とか、頭頂部あたりに、両沼はある。
チーバくんの鼻先から耳の先まで、利根川や江戸川が流れている。そもそもこのあたりは「海」と目されていた。それくらい水量が豊かで、氾濫も多かった。その治水のためにこの沼は作られた。・・・・・・たぶん。
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その一つの「手賀沼」に愛機「GIANT ESCAPE R3」でサイクリングをしてきた。
ときは初夏。ゴールデンウィークの数日前の平日であった。
距離にして六十キロ。
行きは追い風、帰りは向かい風だった。
自転車用のNAVITIMEは無料バージョンでもその威力を発揮した。
道案内がわかりやすいわかりやすい。道を間違えても、簡単に修正可能だった。ちょっとおすすめ。
行きはそれこそNAVITIMEと首っ引きで、写真を撮る余裕なし。
けれども、行きが三十キロくらいなので、割とすぐについた。
沼の真ん中に、手賀大橋があって、その橋の上から撮った。北側の岸辺には親水公園が、南側には道の駅があった。道の駅で少々休憩だが、このご時世である。病気持ちは大々的に食事とはいかず、ソフトクリームだけ食べた。もちろん、屋外のテラスである。
柏市のイチゴが練り込んであって、おいしかった。
帰りはちょこっと余裕ができて、気になったものを写真に撮った。
地面にお守りが刺さっていたのは面白かった。
産土大神、豊岩窓神、奇岩窓神のお守りというのはなんとなく興味をそそった。もうちょっと正面から撮りたかったが、身体が入らなかった。
ちなみに。
豊岩窓神は「とよいわまどかみ」、奇岩窓神は「くしいわまどのかみ」と読み、古事記にも登場する神様。
それぞれ「門の神」である。つまり、「厄除けの神様」なのだそうだ。豊岩窓神は「天岩戸」を指すとも言われているそうな。
どうして、敷地の入り口にこのお守りは刺してあるんだろう、と思ったが、それは門の神様だからでしょうね。
産土神とはその土地でその人が生まれることを許した神様、というのが砕けた説明。茨城にこれらを飾った神社があるのだそうで、そこでもらったのでしょう。
ちなみに2。
調べてみると、自分の守護神は「建御雷神」なのだそうで。
・・・・・・守護神なんて本当にあるのか。動物占いみたいなものか。
とにかく、おっかねえ神様というイメージがある。
次は「鹿島神宮」かな。県境越えちゃうな。