今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

第三回 短編小説の集い 感想① + 新年のご挨拶

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 明けましておめでとうございます。まさりんです。

 本来ならば、一日に書くべき挨拶。大変遅くなりました。年末に短編を書き終えたあと、怒濤の年末・年始ライフに突入。なんだか、普段より忙しい日々となってしまいました。

 本年もよろしくお願いします。2015年というような切りのいい年には何かが起こりそうでわくわくしますよね。皆様に良いことを起こりますように。

 とりあえず、ブログのタイトルを変えようか思案中です。つけていないのですが、なぜかこの「池波正太郎になりたくて」というタイトルは、(仮)がついている感じがしてしょうがないのです。やっつけで付けましたし。何かいいのが浮かんだら突然変えるかもしれません。

 

 さて、今回は旧年中にあった「第三回 短編小説の集い」に出品された、皆様の作品の感想を書きました。全体的に、読んでいてとても勉強になりました。書き手の個性が出ていておもしろかった。

 それでは感想に行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 


山羊と流れる星のこと - うつ病だけど、生きてます

 

 ケーキがぁ。たぶんめえちゃんは帰ったらお母さんに叱られたろうな、とどうでもいいことを思いました。

 男女のすれ違いとはまた異なる、すれ違いの小説。

 たぶんあすかちゃんはお星様がほしいのです。

 片思いは切ないなあ。

 がんがん、切なさが伝わってきます。うまいです。

 

 


忘年のイクシーオーン ― 【第3回】短編小説の集い 参加作品 - ごくまトリックス

 今さっきまでコンタクトをしたまま寝てて、嫌々起きてこのメモ書きを書いています。私の場合、コタツではなく布団でしたが。コタツで寝るのはどうも苦手でして。電気的に暖められるのはどうもね。

 読んでいて、マツコデラックスが今年1回目の5時に夢中で、「お賽銭小銭だと神様干上がっちゃう」と言っていたのを思い出しました。

 展開がとても良いと思いました。

 


サンタの忘れもの - 金田んち

 

 父子の物語。

 親子がともに相手に依存しているのだということがよく分かる作品。

 「依存」って昨今はよい意味では使わないか。「助け合って」だとニュアンスが違うんだよね。

 息子はオヤジがいるから安心しておねしょし続けられて、オヤジは息子のためだからムリをする。

 これは別に「助け合ってる」わけじゃない。

 お互いがお互いの「拠り所」なんだろうね。

 

 


「ゆきやこんこ」 第3回 短編小説の集い「のべらっくす」 - 日々我れ

  「今回は辛め感想でお願いします」

 うーん。苦手だなあ。基本的にはおもしろいです。なんとなく無機質な感じがして、独特な文章がいいと思います。だから、辛めといっても、細かい突っ込みになってしまいます。

 「   」の使い方とかね。

 それにしても、教育機関に行って帰ってくるまで父母の行為が続くなんて、そりゃ妹できるよね。

 


クリスマスはチョコレートケーキで。 ー【第3回】短編小説の集い ー - このはなブログ

 

『感想書きますぅ』

トナカイというかほぼサンタなんですね。

トナカイが再考のプレゼントをもってくるという話。

何日も音信不通になるほどの大きな喧嘩を女の子としたことがない。大体、喧嘩すると自分からあやまっちゃう。

こういうシチュエーションになったら、やっぱり解決できずに、トナカイ頼みになるんだろうなと思いました。トナカイの扱い方がおもしろいね。

 


のべらっくす【第3回】短編小説の集い サンタさんが「パーン」する! - ファンタジー頭へようこそ!

 

「おかんは中二病か」

はよかった。

中二のころ、ノストラダムスの予言を知り、その恐怖で夜中に嘔吐したのを思い出しました。いいじゃんね、想像力ある方が。

サンタが本来どういう存在か、以前どこかで聞いたような気がしますが、もう忘れてしまいました。たぶん荒ぶる神であってます。

ハロウィンといい、サンタといい、訳の分からんものを受け容れるのがうまいですね、日本人は。

サンタの変化が神話的でステキです。

 


宇宙へ近づく夜 - バンビのあくび

 

『山羊と流れる星のこと』

 同様、女性同士の友情の話(としておこう)。

 小学生のときに「1000人ドッジ」をやっていたということは今の年齢を、ざっと計算してしまう自分が嫌いです。

 高村薫の小説を読むと、そこには女性からみた男同士の関係があります。女性から見た男同士の関係って、やっぱりBLじゃないけど、友情よりもちょっと深い関係に見えている気がします。同じく『山羊~』も本作品も男からすれば、「友情」だけでは言えないような、深みがある感じがします。その気配というか、匂いが興味深かったです。

 


初詣(第三回 短編小説の集い 参加作品) - ライティング・ハイ

 

  街の風景は主観であって、観察者の目や手によってその色合いや手触りが違ってくるものです。人々にとって、ハッピーな街でもそう見えないものです。

  少ない描写でも母子の葛藤は充分に伝わるのも良いと思います。ハンズの商品、目の見えない女性、カラスなどの装置が効果的だと思います。

「いつか許される日がくるよ」と言いたくなりました。とても秀逸な作品です。

  この作品のような緊張感のある作品はとても好きです。

 

 

 

 今日はこれまでにしましょう。明日続きを書きます。

 マサリンでした。