こんにちは、まさりんです。
昼間の休憩時間にジョギングをして、その後、「ジョニー・イングリッシュ」というイギリス映画を見た。
こういうベタなの大好き。
監督:オリヴァー・パーカー
脚本:ハーミッシュ・マッコール
製作:クリス・クラーク
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
配役:ジョニー・イングリッシュ:ローワン・アトキンソン
タッカー:ダニエル・カルーヤ
ペガサス:ジリアン・アンダーソン
サイモン:ドミニク・ウェスト
ケイト:ロザムンド・パイク
ティン・ウォン導師:伊川東吾
物語
話の冒頭、ジョニーはチベットで修行をしていた。自分の恥を忘れるためだ。彼はモザンビークの大統領を失態で暗殺されている。確かにその暗殺の経緯はお粗末なものだった。
だが、情報提供者の指名によって、ジョニーはMI7に戻ることになる。MI7は東芝に買収されていた。
ジョニーが戻された理由は英中首脳会談のときに首脳暗殺の可能性があり、それを突き止めるためであった。暗殺集団は「ボルテックス」。暗殺のための鍵は三分割され、三人の刺客が持っている。
香港で首脳の一人フィッシャーと会った、ジョニーとタッカー。その場で、「掃除屋」にフィッシャーを片づけられてしまう。チベットにおけるティン導師の修行のたまもの、年長者の知恵を持って、鍵を奪うのであるが、鍵を英国に持ち帰る途中、奪還されてしまう。
すったもんだあって、残りの鍵も奪還されてしまう。舞台は首脳会議の場。万全の警護を期すために、スイスから要塞を借りていた。要塞のなかで行われる暗殺劇。ジョニーとタッカー、いかに暗殺を防ぐのか。
感想
英国の諜報機関といえばMI6である。MI7というのはないと思う。あまりにも質の低い諜報員に不評を買うことを怖れて、7にしたのだろう。高村薫の小説に「リヴィエラを撃て」という作品がある。そこに出てくる諜報員はとても格好の良い人物であった。
内容的にも「007」シリーズなどのパロディがふんだんに使われているのだろう、というのは分かるのだが、全部を見ていない自分にはどの作品のどのシーンというところまでは分からなかった。実際にスタッフなどは重複しているようである。
ジョニー役のローワン・アトキンソンは「Mr.ビーン」で有名な役者だ。ジョニーとビーンにも同じような臭いがする。悪気はないのだが、ドジで様々なトラブルが起きる。
MI7のスパイグッズ工場に行ったとき、ちょこっとだけ試験中のグッズに触ると、それがすべて作動してしまい、面白いことが巻き起こる。デジカメで撮ろうすれば、ミサイルが飛ぶ。ディスクが飛ぶ。吹き矢が飛ぶ。飴をなめれば変声キャンディーで、女の声になる。すべて悪気はないのだ。運が悪いというか、間が悪いというか。ジョニーの行動はすべてこの調子である。運が悪い日、誰でもあるだろう。何をやっても裏目に出る。ジョニーというのはそれが延々と続くのだ。ただ、それがうまくまわるときがある。最終的には悪運でジョニーは救われる。そこが面白い。
自分が上手くいっていないなあというときに、彼を見ると、自分を笑い飛ばしているようで楽になるのである。
もうこういうのはストーリーとかどうでもよいものなのだろう。
途中、ジョニーはケイトと恋愛関係になる。なるのではあるが、どうしてジョニーに惚れたのか、さっぱりわからない。実験体として面白い存在だったから、としかいえない。それでも当人が「恋です」といえば、恋になるのだろう。それでいいのだ。
疲れたときにみて、笑ってつかあさい。