今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

訛り

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 宵のまさりんです。

 扇風機を新調したら、音が静でいいです。最近の扇風機は七枚バネとかあるんですけど、あれは何の意味があるんでしょう。調べないで扇風機を新調したんで、その羽根の多さが何につながるかわかりませんでした。

 

 

 さて、本題。

 私はものすごくゆっくり本を読む。やっと本屋大賞を取った「羊と鋼の森」を読み終えた。細かい感想はこちらで。

 

 もしかすると、以前このブログで書いたかもしれないが、音楽というのは昔、訛りがあったらしい。特にピアノにはそれが反映されていて、地域地域で音の高さが実際に違ったのだそうだ。

 この「羊と鋼の森」のなかでも、そのような話が書かれていた。微妙に弾き手の好みが変わり、昔よりも少しチューニングが高くなっているのだそうだ。

 

 言葉でさえも、全国から急激に訛りが無くなっている。明治維新のころは青森の人と鹿児島の人は筆談をしていたと聞く。ちょっと文化的に頑固者としてしられる大阪の人の言葉でさえ、ずいぶんと東京弁に冒されているらしい。

 かくいう私も中学に上がるころ、自力で訛りを矯正した。しかし、目立つところだけだ。細かい部分をいえば訛りは残っているのだろう。我が郷里である南房総の一番目立つ訛りは「だっぺ」である。「なになにだっぺ」はかなり恥ずかしかった。しかし、「だっぺ」は自然と出てしまうのである。ときには「なになにだっぴゃあ」という活用もする。これだけは、意識的に排除した。

 同級生でも地域によっては、何を言っているのか判別不可能な言葉もあった。

 ただ、素人物書きとして、駄文を書く身になって強烈に思うのは、直すんじゃなかった、ということだ。このブログをすべて南房総の強烈な言葉で埋め尽くせたら、面白かったんじゃないかと今となっては思う。(とかいって、言葉使いの端々に出てたりして)

 

 音楽の訛りも、きっと中学生のころのまさりん少年と一緒で、恥ずかしくて直してしまったんだろうな、と考えるとちと惜しい。ポーランド訛りのチェンバロとか聞きたかったよね。

 

 

羊と鋼の森

羊と鋼の森

 

 

 

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