みどりの小野さんの御子息、およびだんなさんが、冷房直下の夏を満喫しすぎて冷えすぎたらしいです。冷え解消メニューとして、参鶏湯と肉団子野菜汁を作っていた。
それを見ていたら妙に参鶏湯を食べたくなった。
しかし、みどりの小野さんのメニューはレシピがない。
検索してみても、レシピが多くてあって、どれを採用したらいいのかわからない。
そのあたりは適当に選んだ。
レシピの多さにひるんで、近くの韓国料理屋に食べに行こうかと思ったが、定休日だった。近隣の主婦の皆様が頻繁に会合を催す店だったので、美味しいのだろうと目をつけていたのだが。これは自力で行くしかない。
そもそも、参鶏湯とは長時間煮込んで作る料理らしい。
それに米ももち米がいいらしい。作って食べてみたら、たしかにもち米だとさらに美味しかったかもしれないが、普通の米でも十分美味しい。
韓国ではこれを盛夏に食するらしい。
日本でうなぎを食べるのは、土用の丑の日。
韓国では伏日(ボンナル)という。
この時期に、参鶏湯やボシンタン(犬肉の鍋)を食べる。まさか犬の肉を食べようとはおもわない。
鶏肉も丸肉を用い、内臓を抜いた状態のお腹に、もち米や朝鮮人参、ナツメ、ニンニク、栗などを詰める。 「参」というのは朝鮮人参の「参」だ。
我が家の参鶏湯は、「参」がない。
ニンニクと生姜、特に生姜を多めに入れた。
鶏肉も手羽元にした。
基本は手羽元入りのお粥で、消化にいい。そして、ニンニクも入れたので、スタミナもつく。消化によくてスタミナがつくので、あまりお腹の強くない、我ら夫婦にはぴったりのメニューとなった。
一応レシピを書いておく。
米・・・4分の1合
生姜・・・すりおろして小さじ大盛り1
塩・・・小さじ1
酒・・・大さじ2
手羽元・・・6本
ニンニク・・・2片
ネギ・・・2分の1本
みどりの小野さんのメニューを見ていて、胡椒を効かせたほうが美味しいかなと思って、食べるときにかけようと用意したが、十分味があった。ポイントは生姜を効かせることだ。
ちなみにレシピはこちらのサイトを参考にした。
だが、味覇(ウェイパー)は使っていない。味覇とは中華用の調味料だが、なんだか怪しいという噂がここそこに流れている。だから、割愛した。それでも十分美味しいよ。
「美味しいからちょくちょく作ってもらおうかな」とカミさんに言われた。我が家の定番メニューだが、カミさんが作る気はないようだ。
作れば、とすすめたが、「結局、あなたが作ったほうが美味しい」と言って拒否された。これでまんざらでもない気分になって、やってしまうのである。
夫に家事をやってもらうコツは褒めることだ。ゴミ出しは褒めようがないけど。おだてりゃ木に登るのが男なのである。