今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

老害化する四〇代だってーー十分日記97

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今日の床屋は非常に混んでいた。

それもそのはずで、今日床屋に行くと、ひと月後はド年末に当たる。大体男性は短髪で月一で行くことが多いので、ちょうど良いのだろう。

待ち時間に持って行った新書に飽きてしまって、ラックにあった雑誌を手に取った。SPA!である。表紙に「老害化する四〇代」と書いてあって、四〇代としては非常に興味がある。ぺらぺらと斜め読みをした限りでは、まあいつもの展開だ。

タイプ別攻略法的な内容になっていた。

猛烈社員型、とにかくサボりたがる型、過去に生きて自慢する型、社内事情に詳しいお局型、なんてのが並んでいた。二番目の名称が、「毎日がプレミアム」という名称は笑ってしまった。プレミアム・フライデーにひっかけたのだ。このように名称自体に時事的な要素が加わるが、基本は十年前と同じだろう。

 

四〇代はとかく風当たりが強くなる。それは事実だろう。

 

それにしても、これは当然四〇代以下が読むという設定になっているのだが、本当に若い人が読んでいるのか訝しくなった。

若い人が読んでいると見せかけて、四〇代が読むようになっているのではないだろうか。若い人が雑誌を読んでいるとも思えない。それに、これに「そうだ、そうだ」と思っているかわいげがない若手は出世がおぼつかないだろう。そういう人間はどこかで心情が乗った行動を取るものだ。

また、他の特集で「おやじがセフレを作るにはどうしたらよいか」という特集が、また特徴別に載っていて、その年代が四〇代だった。

そして特集の最後に、「いかに老害若年齢化社会を生きるか」という内容で、四〇代に常見陽平がアドバイスするというコーナーがあった。やっぱりか、という感じだ。

 

危機感を煽ってそこにつけこむというのが従来型のメディアの手法だが、もう若い人にそれは通じないのだろう。まったく。四〇代って、後半はバブル世代で、前半はロスジェネだよ。一緒にされたくないぜ、と思ったが、若い人からすればもう一緒なのかね。

 

特集のなかで、「今の職場はマルチタスクになっていて、それを老害たちは理解していない」的なことが書かれていて笑ってしまった。要するに人手が少なくて、なんでもやらなくてはならないという状況を「マルチタスク」と言っているわけだ。専門に分化すればもっと効率よくなるのではないか、と思うのだが。若い人・・・・・・、ではなくSPA!のライターにはそう思えななかったのだろう。

news.livedoor.com

ネットフィリックスのリストラの件は興味深かった。

要するに、資金繰りが苦しくなって、社員の三分の一をリストラした。経営陣は通常業務をこなすことに一杯一杯になってしまって、より高い業績を積むことができなくなるのを懸念していた。ところが結果は逆になった。

ということだ。

だが、これはまぐれ当たりかもしれないね。足を引っ張る社員の尻ぬぐいがなくなり、もともと優秀なヤツが残って、彼らが連携を取った方が効率よくなったらしいけれども、どこでもそうなると思わない方がいいね。結局、優秀、凡庸、だめ社員の評価は情実でしかないからだ。優秀なやつが残ったというより、むかつくヤツがいなくなって、心理的なストレスがなくなったんだろうと。人間なんて、そのうちストレス源が見つかるのだろう。

四〇代はむかつくからみなリストラされてしまうのかしら。

 

それにしても、SPA!のグラビアの子は、好みじゃなさすぎて鼻白んだ。