あけましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいいたします。
昨年の末、「薬にもなれたので、来年はアクティブに過ごす」的なことを書きましたが、新年から風邪気味になってしまいました。大晦日に大掃除をしたのでね。今シーズンの冬は寒い寒い。
さて、今年第一回目の十分日記は簡単に年末にやったことを、メモがわりに書きます。
ルオー・カンディンスキー
ルオーの絵がもともと好きだ。
だから、新橋のパナソニックミュージアムに見に行った。パナソニックミュージアムはルオーの作品を所蔵しているのである。
どうも、ルオーのような太い輪郭で書いた、フォーヴィズム様態の絵が好きらしい。なんとなく、自分がド近視だからじゃないか、と思うことがある。全てが滲んだ世界というのは、近視の人が見ている世界に近い。ただし、ルオーは自らの絵をフォーヴィズムだとは思っていない。私も違うと思う。
ルオーは青が特徴的だが、その奥底に陽気さがある。楽観的、牧歌的、でもよい。(今回の展示ではあまりなかったが)ピエロの悲惨な生き様が書かれているのに、その奥に明るさがある。そこに惹かれるのである。それはフォーヴィズムというより、宗教画に近い。
紅白歌合戦
今年は内村光良が総合司会ということで、絶対早替えをすると思ったので、紅白歌合戦を見た。結局視聴率的には振るわなかったらしいが、満足度は非常に高いものになったという。
確かに、裏読みしていくととても面白い場面が多かった。
演歌の人の歌詞がすごかった。
丘みどりの歌の「越後の海に愛する人が沈んじゃった」みたいな歌詞は、年越しそばを吹き出しそうになった。このあと、転調して「新しい夫がみつかったよ」という展開になるんじゃないか、とずっと期待したがならなかった。
Pafume は寒そうだった。
安室奈美恵は最後の方で口パクで「終わり」と言っていたのが印象的だった。有終の美ということで、スタジオでうっちゃんと一っしょにメドレーでも歌えばよかったのに。
内村光良の前半戦の奮闘ぶりが面白かった。なんなら、竹脇みつるも出しちゃえばよかったのに。
とにかく、楽しかったよ。
たぶん、フルで見るのって、中学以来だ。
初詣、車椅子の人
明けて一日、近くの神社にお参りに行った。おそらくこの辺りの中心の神社だ。人が多く詰め掛けていたが、とても進みが早かった。
帰り道、交差点を渡ろうとした時、車椅子の人がいた。声をかけて押してあげようか迷った。
近くのコンビニに寄った。後ろから車椅子の人も入って来たらしい。気づかなかった。入ってすぐのところに新聞のラックがあって、そこで新聞を見ていた。一日の朝刊はいろいろな新聞を買って読むというのが習慣になっている。
「通ります! 通ります!!」という峻険な声が聴こえた。車椅子の人が私の後ろをすり抜けて、イートインに入ろうとしていた。ものすごくイライラとした声をしていた。
交差点で声をかけなくてよかったと思った、と書いてしまうと問題だろうか。こういうのはとても気を使う行為で、もしかすると声をかけたことで逆に怒られてしまうこともある。というか、今回の場合、その公算は大きい。
親切にするのも、ポリコレがあって難しいのである。
問題といえば、笑ってはいけないのエディマーフィの扮装が黒人差別ではないか、という話があった。もうカテゴリー分けをするしかないのかね。年末で多くの人が目にする機会のあるものは徹底的にそういうものを排除するとか。アメリカンポリス自体は問題ないのかね?