今年の七草粥は夏に覚えた参鶏湯にした。
参鶏湯に七草をぶちこむのだ。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ
例によって、参鶏湯は妻ではなく私担当なので、私が作った。
いつもは出されたものをそのまま食べていたので疑問に思わなかった。
よく考えると、どうして株と大根が入っているのだろうか。
調べると、すずなが株、すずしろが大根だ。どうしてこういう別名になったのか。
すずなは漢字を当てると、「鈴菜」となる。鈴っぽい形態と鈴生りにできるからなのかもしれない。
すずしろは漢字では「清白」。大根のほとんどが白いからそうなるらしい。たしかに畑から採ってきて、泥を落としたときの白さはインパクトがある。
参鶏湯は炊飯器を使うのだが、すずな・すずしろは皮を剥いて、薄い輪切りにして一緒に炊く。
その他の葉っぱの類は軽く湯がいておいて、水気を切っておく。
ついでに調べたのだが、なずなはぺんぺん草である。そこらじゅうで取れる。
今日は寒いので、ニンニクと生姜をいっぱい入れておいた。
炊き終わった参鶏湯を食す直前に葉っぱの類を入れる。
苦味と塩気がアクセントになって、非常に美味しかった。
ちなみに、七草の鈴菜、清白は、ノビルとヨメナにするという説もあるらしい。
写真を撮ろうと思っていたのだが、あまりの空腹に撮るのを忘れた。