今月と来月の「短編小説の集い」は休止している。
だから、自主課題を書いている。課題は「故郷」。カミさんに出してもらった課題である。同時に書きたかった文章を書いている。本当は正月七日くらいまでに書きたかったのであるが、未だ完成を見ない。
何年も前から書きたかった作品である。が、また書き上げるが来年末に発表になるのかもしれない。
仕方がないので、一時休止をして、課題の方に取りかかっている。十二枚、五千字の課題にはだいぶなれていて、なんとか書けるのであるが、それ以上はやはりなれていない。しかし、五千字の方も書きまくってきてなれてきたので、このまま書いてしまおうと思う。
それにしても、字数制限をかけなかったのは失敗だ。
字数によって、書くところ、省略するところが決まってくる。五千字はタイトな制限なので、うまく省略するところが増える。一文だけで複数の情報を入れて、展開を促したりする。
場面にするとふたつの場面が精一杯だ。このなかに情報を入れて作品を作るのである。
未来の小説の形をたまに想像することがある。
書くときのデバイスと読むときのデバイスに小説のかたちが左右されることは間違いない。
とりあえずは短くなることは間違いない。
なぜなら、読み手のデバイスが光るからだ。これは最大の欠点だ。紙は光らないので、光るよりは目が疲れず、長時間読める。もっとも、紙でも読み慣れていないと疲れるのだが、光るデバイスでは読み慣れていても疲れる。
動画も短いものが好まれる。
そちらの方向にいったん流れるのは間違いない。