例によって短編小説を書いた。「短編小説の集い」のお題では無いので、字数は「同じくらい」という緩さで書いた。
小説を書くときに使用するというのはチャレンジしていないが、ブログの記事を書くときによく「音声入力」、「音声認識」を利用する。下書きなどそれで行うと非常にスピーディに文章を作成できる。
音声入力系の機能は、アップル系ならSiri、マイクロソフトならコルタナ、グーグル系ならグーグルが処理している。処理と同時に多くのサンプルを得ているのだろう。
これらのソフト、私が使うのは軒並み精度が低い。特にマイクなしのノートパソコンでコルタナという組み合わせが一番最悪だ。Siriでも精度が低い。
「きっと不良品をつかまされたのだ」
とはじめ思っていたのだが、原因はここのところの慢性的な鼻炎にあった。鼻づまりの声は認識精度が著しく落ちるのである。
今回の課題は「monogatary.com」というサイトのお題を流用した。
はじめはこちらに応募するつもりで考え始めた。ただ、「一月に一本」という流れを崩したくなかったので、そのまま短編にした。
ただ、そのまま連作にして、もう少し長い形にしようかなとも思っている。
さて、「電気仕掛けのペット」という課題から、「AI搭載のロボット」というのはすぐに発想できた。そこから「イカレたAIロボット」というのも上記の理由から、すっと出てきた。そこから、ストレートにペットロスの話に持って行っても良かったが、すこしだけひねった。それだけ便利なロボットなら、実業界が利用しないわけが無いからである。そちらに話を持って行った。
登場人物の舞と犬型ロボットの白(ペク)はそれぞれ人気の名前からとった。だいたい年代を二千四十年代と仮定しているので、そのころに中高年になっているのは九〇年代生まれ。九十年代にずっと人気のある名前が舞だったのでそれを使った。白も韓国で白い犬につけるスタンダードな名前らしい。なんか、北の話でそんな犬が出てきたことがあった気もするが、それとは関係ない。
ちょっと未來のお話は、普段「この後こうなるんじゃない」なんて夢想していることをどんどんかけておもしろい。
一番上が今回の作品だが、お時間のあるときに他の作品も読んでやってほしい。