今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

イシのイシきーー十分日記186

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とうとう患者の視点が繰るかと思いきや、けっこうとんでもな記事である。

私の感覚が患者一般であるかどうかはわからないが、私の場合こうするというところを含めて反論を挙げておこう。

「読者の皆さんは病院を受診したとき、担当医が女性だと『頼りないなあ』とか『不安だなあ』と思ったことはないだろうか。」

ほぼない。

逆に、特に中堅からベテランの男性医師に比べ、女性のほうがシャープな話し方をするので、そうは思わない。

「また、女性の医師を看護師と間違えたことはないだろうか」

ない。格好が全然違う。

「医療は患者さんがいるから仕事が発生する。病気やケガは24時間365日発生するので、今病院遣ってないから明日にしてください、とは言いにくい。」

こんなことはしょっちゅうだろう。

だいたい、主治医(診察をしている医師)が病院にいるかどうかは分からないので、少なくとも調子が悪くても次の日に病院が始まるまではうなりながら待つ。私はそうしているのだが、そうではないのだろうか。

もちろん生死を分ける状態なら救急車を呼ぶが。

特に最近は調子が悪くなって病院に行っても、新しい症状だと断られることが増えた。

医師の働き方改革では、これが医師の長時間労働をもたらしているとして、「複数主治医制」を導入しようとしている。

 建前としてなのか、ずっと病院は「チーム医療」をうたっている。要するに、複数の医師や看護師、薬剤師で情報を共有し、治療計画を練り実行するという形だ。もちろん、建前なのかもしれないが。診察する医師を主治医とすれば、主治医はコロコロ変わる。それは当然である。電子カルテによって、他科の情報まで瞬時に共有できるのでそれは可能なのである。

 

記事中では医療制度改革で医師の労働時間の削減を提言していると書かれているのだが、改革がどうして不可能なのか。それは人数を増やさないからである。特にそれで割を食っているのが看護師の数である。

まあ、減った減った。

患者が欲しいのは、男性の医師ではなく、女性の医師でもなく、優秀な医師である。優秀なら性別は問わない。

年齢を見ると、七一年生まれの病理専門医の方が書いている。わたしより年上だ。

わたしたちの年代が二十代のころに、同じ年代の男性が同じような悲鳴を上げていた。「もう会話ができない」と。

セクハラが厳格化しはじめた世代なのだろう。

このような医師のような反応は数十年前を思い出す。

年齢かと思ったら、女性がいなかったらセクハラになるわけがないのである。