今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

「行きますか」ーー十分日記193

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さきほど、嵐の松本潤が二〇二〇年の東京五輪関連のCMを見ていた。▼最後に松本潤が「じゃいきますか」と言ってCMが終わる。この「行きますか」が微妙に流行っている気がする。私が見たCMを観察する限りである。「微妙に」というのがミソで、すごく流行ってはいない。▼なにか、酒の宣伝でも「行きましょう」的なことを最後に言うものがあった。「行きましょうか」と笑顔で言われると、なんだかぞっとするので敏感に反応してしまう。そして生来の皮肉れものの私は、「絶対に行かない。なんでお前と行かなきゃならんのだ」と胸中で呟くのである。▼電通のパワハラ自殺があったからか、CM業界がどうも振るわない。▼ハズキルーペのCMをご存じだろう。「字が小さ~い!!」と怒って叫びながら渡辺謙が登場し、菊川怜がおしりでハズキルーペを潰して、頑丈さをアピール。最後は「ハズキルーペ、だーいすき」と菊川怜がウィンクをしてCMは終わる。▼このCMの始めに怒りから入るという案は渡辺謙が出したものだそうだ。ただ、広告会社が却下した。それをハズキルーペの社長自らが台本を書き換え、復活させたそうだ。最後の「だーいすき」も社長肝煎りだそうだ。この微妙なダサさがいい。▼広告業界のなかで流行っているのが「行きますか」で素人である社長が出したダサいCM。結局、商品をヒットさせたのは素人のダサダサCMだった。▼「行きますか」という言葉を発する人間は、「向こう側」にいる感じがする。「オレたちの世界においでよ」と誘っている気がしてしまう。だって、家族にも同僚にも同級生にも松本潤はおらす、「行こうよ」と我々に言うはずがないのである。▼作り手も芸能人も我々とは違う世界や一段高いステージにいるイメージである。はっきり言って、彼らは多くの我々よりも高い収入を得、社会的なステータスも持ち、異性にモテる。ステージは一段上だ。しかし、CMでそれを出してしまうのは愚の骨頂だ。CMでは身近であり、役に立つと思わせないといけない。▼CMの常識である、「イメージを売る」という教科書的なやり方に固執しすぎである気がする。それを一番感じるのは、「金曜ロードショー」の車のCMである。ジブリをよくやるので、今年も見ていた。ドラマ仕立てでCMをやるのだが、見ていてげんなりする。どうしてドラマを描いた映画の途中で、ドラマ仕立てのCMを見なければいけないのか。正直言ってイメージが記憶に残る。だが、そのCMがどの自動車会社のCMかはまったく覚えていない。▼まだある。有名だか有名じゃないのかよくわからない人が出てきて、思い出の映画について語るというCMだ。どうして映画の途中で別の映画の話を聞かなければならないのか。そのCMはもはや全くどこのCMか分からない。▼きっと「有名人を使わなければならない」とか規制が多いのだろう。もはや、バナー広告で良いのではないか。

 

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