今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

「信長の野望 創造」初心者おすすめ大名ーー十分日記204

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前回は、初心者に向けた「信長の野望 創造」の基本について書いた。現行最新の「大志」もやり方こそ違うが、やることの基本はさほど変わらないと思う。たぶん。

masarin-m.hatenablog.com

では、実際にゲームを攻略する上で、初心者におすすめの大名はどれか。

ここで、織田信長を選択するのは無粋である。

織田信長はやりつくしたあと、もう最後でいいや、というときのだめ押しで、最高難易度で挑戦するのがいいのである。

 

はじめにやるのは、信玄か、謙信か、はたまた伊達か、毛利か、奇をてらって里見氏か。いや個人的には島津家をおすすめしたい。

その理由の一番目は、このゲームの特徴である、「創造」性が一番高いからだ。このゲームの創造性については定義として意義がないわけではない。新奇を好む性質を「創造性が高い」としているのだが、本当は「新しいものを作り出そうと工夫している」のが「創造性が高い」状態だ。外から取り入れる気質が高いというのは、ちょっと日本的すぎるのである。

だが、その総本山というイメージのある織田信長ですら、このゲームの意味での「創造」性が高い大名である。よく鉄砲をいち早く入手した、大部隊を編成した、と言われるが、武田氏ですら、早く、大量に鉄砲は導入していたらしい。「楽市楽座」ももともとは斎藤道三が先に行ったものらしい。皮肉を言えば、比叡山焼き討ちも、その昔平家が東大寺を焼き討ちにしていたりする。茶の湯武野紹鴎が始めたものだし。

政治家として、「進取の気性」に富んでいたというのは正確な表現だろう。「進取の気性」とは新しいものを積極的に摂取しようという心構えを指す」だったら、「創造」ではなく、「進取」にすればよいのに、と思ってしまう。

 

話を戻す。

日本の江戸時代の中期までは、文化は西高東低であった。江戸時代も正確には外国文化の窓口が長崎に制限されているのだから、新しい西洋の文化は西からやってきた。だからか、西国の大名を使うのが、一番このゲームの性質と合致している。

この島津氏を選択肢、いきなり高難易度ではなく、中級くらいにしてはじめるとよい。そうすると内政のコツや政策の意味、合戦のコツなどがつかめる。

 

島津氏は今、西郷隆盛大河ドラマが終盤にさしかかっているが、その元の藩主である。今の鹿児島を本拠地にしている。

当初の目標は九州探題になるべく、すべての九州の城を制圧することにある。

なぜ、島津氏をすすめるかというと、この基礎段階のチュートリアルが入っているからだ。はじめ個人的に好きな、武田氏、上杉氏をやってから島津氏をやったが、「先に言えよ」と思った。

「内政のコツ」自体が、戦国伝として課題になっている。

「石高、商業、兵舎」の目標値の達成、となりの肝付氏の攻略における「本城の攻略」から課題になっていて、それにそっていけば攻略のコツがわかるのである。

合戦においても、島津義弘など一門がやたらと強い。鉄砲に応じて、「野伏せり(のぶせり)」などの先方も充実。種子島氏の「狙い撃ち」と組み合わせると、強い強い。

九州を制圧すると、自然と立花氏(特技「雷神」)や鍋島氏(「羅生門」)も配下につく。

そうすると、肉弾戦でも強い特技が手に入り、合戦における肉弾戦のやり方もわかるようになっている。

とにかく、島津からやるとよい。

「大志」はそうでもないのかな。

そう、九州統一戦をやりながらしなければならないことがある。それは「街道の整備」だ。そうしないと、人口が増えず、このあとにくる「九州の内政の充実」が難しくなる。取った城の周辺の街道はどんどん整備する。そうすると経験値が上がり、武将の政治値も高くなる。

 

ロードマップを作ると、「九州をすばやく統一」→「九州の内政をとにかく充実させる」という手順だ。

九州の有力大名といえば、島津、大友(立花)、龍造寺(鍋島)である。この三つどもえになる。

統一し終えてみると、それぞれの領地経営がむちゃくちゃになっていることがわかる。この位置の大名なのに、寺を作っていたりする。寺は創造性を下げる。区画の特徴と合致しない施設を建てていることもよくある。これを「変更」のコマンドで粘り強く修正していくのがいいだろう。この段階になると、「商業」は上げなくて良い。ひたすら、兵舎と農地の整備をするのである。

あと、終った九州南部の整備をやりたい。この段階で、南の方はどんどん農地を増やした方がよい。

このあたり、商業中心にするか、農業中心にするかは、土地の性質によるのかもしれない。武田氏などは商業中心にしたほうがよい。なぜなら金山が多いからだ。畿内の場合、どちらも強い。

某ユーチューバーの攻略中継を見ていると、この辺りの内政が弱く、ずっと米不足になって、「お米を買いましょう」と買いまくっていたりする。基板が脆弱なのだ。なぜか、そいつは内政のシーンを見せない。

信長の野望は結構やる人間の美学が出てしまうゲームである。とにかく早く攻略する、というのは美しくないやり方だ。妙な妄想が出てしまって、「これは次代で滅ぶな」とか考えてしまう。やはり、人材においても(そいつはすぐ斬首する)、経済力においても、もちろん軍事力においても、圧倒的な強さがないと、統一を維持できないのである。豊臣と徳川を見れば瞭然だ。

この手のシミュレーションゲームのプレイヤーの夢は、圧倒的に強くして統一することだ。スピード競争ではない。

そいつは三国志でも斬首しまくってクリアする輩であった。見ていて、「これは異民族に侵略されるな」と妄想してしまった。有力武将でもかまわず、斬首するからだ。解ければ良いというものではない。

 

さて、都から遠隔地の場合ここで注意が必要だ。

遠隔地とは東北や九州だ。

はじめ、九州から中国地方に本拠地を移しながらゲームを進めた。

大名には直轄できる範囲というのがあって、それ以外は城主委任国になる。内政などはいじれない。

九州をがっちり整備して遠征できるようにしても、本拠地を移すと、直轄地から整備された九州が出てしまい、もう一度整備しなければならない。それだったら、九州から遠征した方がよい。

やったことはないが、東北もそうだろう。関東まで進出して、小田原に本拠地を移して関東をがっちり作り、そこからは遠征だけで都を目指すことになるのだと思う。もしかすると、岐阜あたりで一度移すかもしれないが、濃尾平野は豊かである。九州の場合、中国地方はそういう中継地にはならない。作り直しも考えたが、九州の方が魅力的なのである。山岳地帯が多い地方ならではの悩みだろう。

九州から遠征軍を進めると、備中高松を超えると直轄の委任地になる。

そのときは義久に軍団を作らせて四国などの攻略をさせると、まあ強いこと強いこと。

このやり方で、惣無事令(私戦を禁止する命令。強いものしか出せない)も、全国統一も可能だろう。ただ、畿内以東を制圧するには、さすがに畿内に本拠地を移し、国を作り直さなければならないだろうけど。畿内はもともと裕福なので、作り直しだけで何とかなるだろう。