「令和」と打った時、果たしていきなり変換できるのか、と思っていた。12時に発表されたときにはiPhoneでは変換できなかった。
いま改めて、PCのIMEで変換したらば、一発で変換された。
ワードやらオフィス系もこれに準じて様々な仕様が勝手に変更されていくのだろうか。少し調べる必要がある。
この「令和」という元号、なんとなく「りょうわ」と読んでしまう。「昭和」に語感が近いからなのだろうか。個人的には、「命令」に通ずる「れい」と読みたくないという気持ちが無意識に出ているのだろうか。
「パヨク(左翼の蔑称)が、『令和』の字体のなかにひそかに『アベ』が入っていると騒いでいる」といううわさがネット上に流れていて吹き出しそうになった。ただ、言っているのがネトウヨ的なサイトなので、真偽のほどはわからない。
今回騒ぐべきなのは、漢籍から二字を取らず、和書である万葉集からとったということだ。こちらに文句を言うべきであった。「右傾化はなはだしい」とか「林真理子がいつから有識者になった」とか、文句をつけるならそちらのほうがよかった。
さて、この間新しく注文していたノートパソコンがついに届いた。ネットで注文して船便を経て一〇日弱かかった。それにしても売れないからか、値段が相対的にさらに下がった気がする。
調子はすこぶる良い。
いつだか、ネットで今や白物家電を作る国内メーカーは少なくなっている、という話があった。洗濯機ももはやパナソニックと日立しかまともに作っていないそうだ。
まだ捨ててないし、セカンド機としてとっておこうと思っているのだが、前のパソコンは国産であった。パソコンを買うコツは、初心者用を買わないこと、スペック的に少し高いものを買うことだ。前の機種は明らかにエントリーモデルであった。
九〇年代の終わりころにCPUの開発競争があった。使っているパソコンのCPUが次の年になるともう使いづらくなってしまうほど、年間での開発速度が速かった。もちろん、それに毎年対応していくというのは自作をやっている人間の話で、普通のユーザーには関係ない話だ。
しかし、パソコンの買い替えまでの期間は異様に早かった。買い替えごとに憂鬱になった。どうせここでいいやつ選んでもまたすぐ使いづらいものになるのだし、という気分に浸された。本当に憂鬱だった。身近なソフトでも最新版がすぐに使えなくなった。パソコンのスペックが足りないのだ。
そんな気分とおさらばしたくて、前の機種はわざと適当に選んだ。買ってその日に立ち上げて、すぐ後悔した。動きがすこぶる遅かった。
それでもしばらく使い倒して、今年の春に新調した。もしかすると前の機種のときも、きちんと選んでいたらもっと長く使えたのかもしれない。
スマホの開発競争のときはその経験もあって、しばらく傍観した。スマホのほうの開発競争は数年ですぐに下火になったな。
とにかく、もう国産のメーカー品を使うメリットがなくなってきたな、と思うのだが、皆さんの意見はいかが。