今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

権利の主張ーー十分日記247

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自分の権利を主張する人間がなんだか好きになれない。

「権利」というには少し大げさな話なんだけどね。

 

とある受付での出来事。

1~3の受付口がある。

1はメインの受付で、大人数が並ぶ。

比べて、2と3は二つ合わせても1には及ばないので、二つは合同の列になっている。

私は1に用事があったので、1の列にならんだ。というより、たまたまだれも1には並んでいなかったので私が先頭になるという寸法。そのまま受付で処理を頼もうとした。

ところが、2と3の列には数人がならんでいた。その最後尾に並んでいた女性が、「私が先に並んでたのに」と1の最前列の私の前に入ってきた。こういうときは「無理を通せば道理が引っ込む」とばかりに、その女性の受付が先になってしまった。

受付の女性は、私の方が先で、女性は違う列に並ぶべきなのはわかっているので、私に「すいません」とあやまった。たぶん、「しっかり列をさばけ」とクレームをつけても仕方がない。こういう場合は女性ほうが優先されてしまう。こういうとき、「まあいいや」と私は流してしまう。謝られたときも、「いいえ、大丈夫です」と言っておいた。わかってりゃいいのだ。

女性は受付をすますと、逃げるように去っていった。私のことが怖かったのだろうか。

そう思っていた。

自分の受付が終わったとき、もう一度「すいません」と謝られた。受付の人はわかっているのだ。もう一度、「いや、大丈夫です」と答えておいた。

帰り際、近くの交差点で信号待ちをしていると、すぐ隣に車に乗った件の女性が信号待ちをしていた。横に並んだ私とばっちり目があった。気まずそうだった。その女性も自分の過失に気づいていたのだろう。だから、逃げるように去ったのだ。

 

自分の権利を主張する人間はこのような手合いが多い。

ちょっと譲ればスムーズに進むのに、過失をしてまで遮るから、恥をかくことになる。

自分の権利を主張する人間はあまり好きになれない。

「権利」っていうには大げさだったでしょ。