今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

EXIT 兼近ーー十分日記297

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だれだって、人生が行き詰っているのを感じることはあるだろう。このままではまずいと。

 

だが、それはスタートだ。

スタートに過ぎないのだ。

 

どんな人にも制約はある。

それも一緒だ。

 

EXIT兼近が過去逮捕されたことがある。

それは売春あっせんであった。

真実がテレビで語られていた。

貧困な家庭に育ち、生活費を稼ぐために夜の仕事に就く。

そこでおそらく店自体が売春のあっせん的なことをやっていて、その片棒を担いでいたのだということだ。

 

その後、現金強奪事件の容疑者として拘留される。

事件自体は不起訴処分になる。

この事件の拘留中に、又吉直樹の本と出会い、芸人に憧れる。

 

この過去が彼を追い詰める。

なるべく人が集まる場所は避けるようになる。

飲み会に誘われれば、「飲み会は苦手なんだ」と断る。

芸能人のスキャンダルを雑誌で見れば、「次は自分なんじゃないか」とおびえる日々。

わかるわー。

 

そして騒動が露見する。

文春だっけ?

きっと重力に追いつかれた気分になったと思う。

なんとか逃げ切れると思っていた過去が、いきなり後ろから肩をつかむのである。

背中にのしかかるのである。

もちろん、私自身は犯罪歴はないが、わかるわー。

「あるある」です。

 

どうしようもない家族を持つというのも、こういうものである。

自分が無難に生活をしていても、縁は切れず、後ろから肩をつかむのである。

 

だから、いろいろ言い訳をしているが、私には他人の親になる気になれない。その縁が子どもにとってどれだけ負担になるか、想像すると背筋に冷たいものが流れる。

もちろん、物理的に病気持ちであるから、遺伝させないほうがいいというのもある。

それを受け入れてくれたカミさんには感謝してもしきれない。

しかし、やれることとやれないことはある。

 

だが、同時に親を責めきれないという想いもある。

小さいころにきちんと育ててくれなかったわけではない。

十分に育ててくれた。

身体は弱かったが。

その感謝の念が、憎さと共に沸き起こり、騒動が起こるたびに私を苦しめるのである。

 

でも、これがスタートだ。

ここからがオレの真価だと思わなければならない。

 

結局、悲しみは怒りに変えないと、前には進めないのである。

EXITがんばれ!

「実はいい人」キャラは嫌いじゃないよ。