速報を聞いて、そのまま書いている。今は午前10時過ぎ。
我々の年代は、完全にドリフ世代というより、志村世代だ。
ドリフターズの全員集合でのコントの構成が、加藤茶中心から志村中心に移る。我々は移ってから全員集合を見てきた。基本的にいかりやが偉い人で、志村たちがそれをおちょくるという構図は変わらなかった。
幸か不幸か、我々は教師よりも、スポーツ選手よりもドリフの影響を受け、ダウンタウンに感化された世代だろう。
コントの構図にある様に、それがどこかで反骨の精神を育んでいる様な気がする。そうでない人間は「情けない人間」ではなく、「できない事情がある人間」である。偉い人をおちょくる大衆は強いのではなく、弱いのにけなげな人々だ。当時のPTAはそれがわからず、全員集合にバッシングをしていた。彼らの云う通りならば、大衆は逆襲する存在ではなく、偉い人に虐げられる存在として描かれただろう。
もちろん、同級生の小学生はそれをイジメの道具にしていたが。本当は親が教えなければならないことだった。
とにかく、最大の恩師を失った気分である。
久しぶりに、布袋の「命は燃やし尽くすもの」と「NEVER SAY GOODBYE」を聞いた。前曲は友人が自殺したときの歌、後曲は母親を失ったときの歌だ。
HOTEI (布袋寅泰) Never Say Goodbye (LIVE)
ご冥福を祈る。
おそらく、ファンのお別れ会が開かれるのだろうが、やはり行ってはいけないのだろうな。