今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

イップマン 葉問 序章――十分日記

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お題「#おうち時間

#STAYHOME週間が始りましたね。旧ゴールデンウィークです。

お家にいなければいけない日々が続いていると、お友達はやはり、酒、ゲーム、本、映画ですね。テレビはつまらないし、もうお祭り騒ぎのように一日中coviid-19に狂奔しています。

アナウンサーは連日「お前、そういうことを言ってる自分に酔ってんじゃね?」という文言を吐きます。あなたのおかげで、パンデミック(オーバーシュートの旧名)が防げています。そんなん言って、お金を儲けています。

それに対し、「~アナウンサー良いこと言ってる」。

少々うんざりです。

もうこうなると、たまの運動と映画が一番ですね。面白い映画に夢中になり、うさをひととき忘れましょう。

そんなときにおすすめの映画です。

先に書いておくと、MXで毎週日曜日に一作ずつ放映しているようです。

 

1、イップマン

イップマンは実在の人物で、「葉問」と書くようです。日本語読みだと、「ようもん」、英語読みだと「イップマン」なのだそうです。

中国の南部、広東省仏山の出身です。かなりの南部で、広州市とか杭州市の近くです。このあたり、南越といって独特な土地です。昨年の三国志展では、魏呉蜀の文化比較のコーナーで、大々的に扱われていた、士燮の治める地域です。南海公益の拠点であり、国際色豊かな文化を持っています。

イップマンはそんな土地で、工場などを経営している裕福な家庭の次男です。若い頃には香港に留学をして、科学を学びます。その視点を生かして、詠春拳をわかりやすく教授するようになるのは後の話。

 

2,あらすじ

仏山は武術の盛んな土地です。様々な流派の武術かが武館を開いています。

イップマン自身は武館を持たず、弟子も取りません。

ある日、北派の流儀を学んだ者が仲間を連れ、道場破りをしにきます。それをイップマンは造作もなく撃退します。

そんな隆盛を極めていた仏山にも冬の時代がやってきます。

日本軍の駐留です。

日本軍はイップマンの財産を接収し、イップマンの邸宅を司令部にします。

イップマンは食い詰め、家族のために石炭運びをして働くようになります。

「なんだよ、金持ちのイップマンまで働くようになったか」

などと嫌味は言われません。それはお互い様だし、イップマンはみなに尊敬をされています。

日本軍は中国武術に長けたものを集めます。

司令官の少尉は琉球空手の使い手であり、配下にも同じような者がたくさんいます。そのものたちと他流試合をさせるのです。勝つと米がもらえます。

ある日、司令官は中国武術の使い手三人と試合をします。

そのなかの一人を殺します。

イップマンは突然石炭運びの現場にやってこなくなったその人間を案じます。

殺された者のことを知るために、試合をしにきます。

そこで、仲間の師匠が少尉の部下に銃殺されます。

とうとう怒り心頭のイップマンの逆襲が始まります。

 

3,アクション

もちろん、この映画の特徴はアクションシーンにあります。イップマンは詠春拳の達人です。中国人と相手をするときは、はっきりいって手加減します。それが日本軍相手になると、本気を出すのです。

これがすさまじく強い。完膚なきまでに叩き潰します。このアクションシーンだけでも、本当に見て欲しいです。

ジャッキーチェンのカンフーアクションは、なんというか舞踏の要素がふんだんに取り込まれていて、見ていて楽しいのですが、あまり強いという感じはない。

(本気を出した?)詠春拳の特徴は手技の連打にあります。

もともと、南派の特徴は手技にあるそうです。

そして、武術の型を作っているのは、サモハン・キンポー!!! 見たくなったでしょう。

 

4,日本人として。

一瞬、日本人が敵役だと思ってひるんでしまうのですが、ここで扱われる日本軍はあくまで中国人のなかのイメージの日本軍であって、本物ではないと思います。ここまでひどいことをしたかどうかは分かりません。だって、試合をやるといったって、勝つことは許されないです。

日本人の少尉が琉球空手の達人という設定には別の意図があります。それは、これからイップマンが世界最強になっていくために、ベストキッドでおなじみの琉球空手に勝つためだと思います。

けれど、こういう風に中国の人に見えていてもおかしくはないということは、頭の片隅に置いておいたほうが良いかもしれませんね。covid-19が落ち着けば、また中国の人は日本にやってくるでしょうから。

 

5,ドニ―・イェン

ドニー・イェンが本作の主演です。彼の演技、アクションを初めて見たのは、恥ずかしながら「スターウォーズ・ローグワン」です。この映画、最後のダース・ベイダーの登場シーンだけは見る価値があります。ドニー・イェンは滅んでしまった寺院を守護していた、フォースのことをよく知る盲目の僧侶、という設定でした。この僧侶は武術の達人なのですが、確かにこの僧侶はかっこよかった。だから、イップマンが彼の主演だと知って見たくなったのです。

 

6,まとめ

後に人気女優になるリン・ホンがこの映画でジャンプアップしています。イップマンの妻なのですが、イップマンはこの奥さんの尻に敷かれています。こういうところもおもしろいところですね。

とにかく、ドニー・イェンのアクションがすごい。徹頭徹尾、強い!

なにも考えずに見られるので、よかったら見てみて下さい。

 

イップ・マン 序章 (字幕版)

イップ・マン 序章 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video