パチンコ屋が「パチンコ屋矜持」を発揮して、休業要請に従わないということが起こっています。しかも、そんなパチンコ屋に並んででも入店したいという人々が、地域外からもやってきているということです。
各都道府県知事は、要請に従わない店舗の名前を公表し始めました。それは見せしめが目的でしょう。見せしめで、要請に従わせようとしたのですが、逆効果になりました。「そこでパチンコが打てる」と人々が集まってきています。
有り体に言えば、「パチンコ依存症」ということになるのでしょう。
しかし、(この辺は詳しい人に聞かねばならないので憶測です)もしかすると、もうパチンコ店にコミュニティみたいなものが誕生していて、「そこに行けば仲間に会える」という感覚でパチンコ屋に向かっているのだとすれば、それは単なる「パチンコ依存症」というだけの症状ではない気もします。
パチンコにはまるだけであれば、いずれ飽きてしまう気もします。
上記の記事では東京、神奈川、千葉の海に行けないからといって、人々が茨城に集まって来ている、という記事です。
今日(五月一日)の東京都の感染者数は百六十人台。二日連続二桁台だったのに、また増加してしまいました。全体的な傾向としては、減少傾向ですが、予断を許さない状況です。しかも、全国の感染者数は百七十人台。ほとんどが東京都の人間です。つまり、もはや今日現在、東京都に住んでいる人が他府県に移動しないというのが、最善策なのかもしれません。
茨城を禁じても、こんどは日本海側に行くかもしれません。
この人々も「依存症」なのでしょう。
こういう人々も、やはり誘い合わせをして海に行くのだと思います。
そこに仲間がいるから。
リモートワークを推進しているのに、それをせずに会社に来させる上司もやはり依存症なのでしょう。もしかして、社員が集まってわいわいやっているのが生きがいなのかもしれません。巻き込まれる部下はたまったもんじゃないですけどね。
「依存症」にもいろいろあります。
おそらく、こんな事態じゃなければ、海に行くことと仕事は肯定されるのでしょう。アウトドアだって、過ぎれば破産もするでしょう。仕事だって、やりすぎは身体の毒です。なのに、パチンコだけは否定される。おもしろいものです。
誰しもがなにかに依存しているものだし、そうでないと生きていけない。
微笑ましいとは思いませんが、苦笑しつつも仕方ねえな、と許してしまうのは私だけでしょうか。
というか、矜持っていうなら、パチンコ屋自身が駐車場にテントを張って、来店した人間を責任持って二週間隔離すれば良いのにね。