今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

「イップマン 葉問」イップマンVSサモハンーー十分日記

スポンサーリンク

お題「#おうち時間

大体、はてなの人々は極端なアウトドアか、極端なインドアに分かれる気がします。私はもともと、極端なアウトドアでしたが、今は極端なインドアなので、まあ外出してはならないと言われるのは面倒だなと思いますが、外出しないのはそれほど苦痛ではないです。

1,おじさんたち、小学生の頃の会話

さて、今四十代半ばとか、三十代半ばの男が小学生だったときには、きっとこんな話題で盛り上がっていたと思います。

「誰が一番強いのか」

定番ですよね。

ブルース・リージャッキー・チェンとユンピョーとリーリンチェイのうち誰が強いのか」

というのは定番の話題でした。私の周りでは、

ブルース・リーを出すのは反則」

ということになっていました。ブルース・リーは絶対的な強さを誇っていました。

そして、

「ジャッキーはただの役者、リーリンチェイ(のちのジェットリー)は本当に強かった」

という位置づけでした。最後に

「サモハンは」

と誰かが言い出して、

「サモハンはないわ」

とみんなで笑って、終わりました。

 

まだ、小学生の我々は、ジャッキーの偉大さも、サモハンのすごさもよくわかっていなかったのです。中学生になった後、本当はサモハンはすごい役者の演技の指導ができるほど、カンフーを熟知していることを知りました。大人になって、昔のように戦っているジャッキーのすごさも身にしみて分かるようになります。

 

今回のイップマンのサブタイトルは、本当は「イップマンVSボクシング」です。ですが、真実の対決は「イップマンvsサモハン」です。少しあらすじを書きます。

 

2,あらすじ

イップマンは仏山の富豪の家に生まれます。

詠春拳の達人です。

仏山第二次世界大戦で日本軍に占領されます。そして理不尽な目にもあいます。

すったもんだあって、イップマンは詠春拳で日本の琉球空手の達人である、司令官をぶちのめします。身の危険を感じたイップマンは綿工場を営む支援者の協力の下、香港に逃げ込みます。香港はご存じの通り、イギリスの租借地になっています。そこでは白人たちが横暴の限りを尽くしています。

イップマンは生活のために、武館(道場のこと)を解説します。

そこに身寄りのない街の不良たちが入門します。

 

実は香港で武館を開くには掟があります。

それは他の流派の師匠たちに認められる必要があるのです。

イップマンは他流派の師匠たちと戦います。

そこでサモハンは洪拳の師匠として登場します。

この洪拳は「洪家拳」といって、南部少林拳の代表的な流派だということは以前書きました。

masarin-m.hatenablog.com

名前はホン。残念ながら、フェイフォンではなかったです。

洪家拳が船の上での戦いを想定しているからか、戦いは食堂の真ん中に置かれた、白い円卓の上での戦いをします。落ちたら負けです。

激しい戦いの結果、円卓は真ん中から真っ二つにわれてしまいます。ここでホン師匠が拱手をして、

「イップ師匠」

とイップマンを受け入れます。ところが、上納金を納めよ、と言われて、イップマンは

「私の腕が足りないというのなら出すが、私腹を肥やすためのカネなら断る」

と断ってしまいます。

その上納金は、司法を握っている白人に払われるためのものでした。

 

そのころ、ホンは白人にボクシング大会の運営を頼まれていました。

そのボクシングチャンピオン、ツイスターに中国の武術を馬鹿にされます。

交流を深めるイップマンとホン。互いに尊敬する仲になっていきます。

ホンは名誉のために、チャンピオンとリングで戦います。ところが、戦前から体調を崩していたホンは・・・・・・。

<ここから感想>

 

3,詠春拳

やはり、イップマンの詠春拳は、無慈悲な外国人相手になると、本気になります。ここが確かにアクションの見所なのですが、話の中心はイップマンとホンの心の交流と、二人の武術にあります。

とくに二人が直接戦うところは、必見です。かっこいい!!!

 

4,師弟関係

イップマンの癖というのが登場します。

それは困った事態が出来したときです。

椅子に座り、足を組み、煙草を指に挟んだまま、黙考する姿です。丸まった背中が、「やれやれ」と言っているような感じがします。主演のドニー・イェン自身がそれほど背が高くなく、いわゆる細マッチョなので、背を丸めて座ると、本当に困っているような気がしてしまいます。

弟子を入門させるのですが、香港の一番弟子がウォン。

この弟子が困ったもんで、方々で喧嘩をします。

それを聞いたイップマンは、独特の座り方をします。ですが、叱ったりはしません。

そしてその弟子を受け入れ、助け続けます。

弟子は自分の非を受け入れ、ある日、イップマンの家を訪ねてきて、謝罪します。イップマンは嬉しそうにそれを受け入れ、過去にあったおもしろい話を話して聞かせます。

最後、あの人が弟子になりにきます。そのときも、苦笑いをしてあの座り方をします。

 

5,妻がかわいそう。

こういうことを書くと、ネットでは特に女の人が激怒します。だから書きたくないのですが、ちょっと奥さんが可哀想です。

映画の冒頭から、奥さんは妊娠をしています。

出産間近であるにもかかわらず、イップマンは最後の戦いのために修行に入ります。もちろん、そうせざるを得ない事情はあるのですが、ちょっと可哀想でした。

奥さんは、イップマンが勝負を優先していることを理解し、応援しているのですが、女性にはちょっと反感を買う内容かも知れませんね。

 

とにかく、冒頭、小学生のころの話をしましたが、今我々が小学生だったら、ドニー・イェンは間違いなく、最強のなかに入ってくる人だと思います。

見ておいて損はないよ。

 

 

イップ・マン 序章 (字幕版)

イップ・マン 序章 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 
イップ・マン 葉問 (字幕版)

イップ・マン 葉問 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

イップ・マン 継承(吹替版)

イップ・マン 継承(吹替版)

  • 発売日: 2017/08/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

イップ・マン 最終章(字幕版)

イップ・マン 最終章(字幕版)

  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: Prime Video