1,序段
定番の書き方なんですけどね。
昨日までブログに何を書こうか決めていたのですが、何を書こうと思ったのか忘れてしまいました。昨日書いたのが「レジ袋の話」ですね。今日はなにを書こうと思ったのか。
映画でね、「パーティで女の子に話しかけるには」という作品を見たんですね。
・・・・・・思い出した。HDDプレイヤーがぶっ壊れたんだ。そのハードディスクプレイヤーが録った作品でした。
その当時、四年か五年前に、カカクコムで評判だったものを買いました。パナソニックの製品でした。AIはまったくどうしようもない品質で、CMスキップがまったくできない代物でした。作動音もうるさいうるさい。どうしてこれが人気なのだろう、とずっと思っていて、今回ぶっ壊れたものを検索してみました。
結局、買ったそばから、HDDを換装するためにみんな買ってるんですね。パナソニックとシャープのHDDでみんなやってるみたいですよ。最大、8TBも増やせるそうです。
まあ、今回も安く買いましたけどね。
すぐ壊れる気がします。
自力で換装できるのか、今のうちに調べてみようかしら。
今回はソニーの製品にしました。
2,設定とあらすじ
さて、先に挙げた映画、舞台は一九七七年のイギリス。
当時はセックスピストルズなど、パンクの全盛期。
そんなパンク好きの少年が主人公です。
とあるパンクバンドのパーティーに潜り込んだ、主人公エン(アレックス・シャープ)たち三馬鹿トリオ。
そのバンドのライブの後、打ち上げに紛れ込もうと画策します。
トリオが紛れ込んだのは、変な西洋風の屋敷(あたりまえか)でした。
中に入ると、色とりどりのラバーの全身タイツを着た集団でした。
トリオの一人、ジョン(イーサン・ローレンス)はなぜかその集団になじんでしまって、交歓の踊りに浸ります。もう一人、ヴィク(エイブラハム・ルイス)は赤いタイツを着た女と性行為に及びます。エンは話し合いをしている集団に混じります。
話し合いをしている一人、ザン(エル・ファニング)は周りの人々に妙に反抗的です。自分たちが様々な場所をめぐっている方法はただの観光に過ぎないと主張しています。聞いているザンは何が何だかわかりません。当然です。
やがて、ヴィクが叫びながらエンのところへやってきて、「ここを出ろ。こいつらオカシイ」とエンの腕を引っ張っていきます。妙な集団とシンクロしているジョンも連れて、その洋館から出ます。エンは出て行くときに、ザンを連れ出します。ザンは、エンに「48時間でパンクについて教えて」と頼まれます。
エンは自分の家の秘密の部屋にザンを連れて行きます。
地震、台風などの災害大国の日本では信じられないくらいの掘っ立て小屋で、それはエンの父親が建ててくれたものでした。
父親はジャズのミュージシャンで、どっかにいっちまったようです。
3,特徴とみどころ
パンク、なんだか分からない集団、秘密めいた少女。
様々な要素が絡まっていますが、舞台はロンドン南部です。
このころのイギリスというのは本当にひどい時期です。
財政状態はひどく、労組が非常に強く、改革もできない状態です。
サッチャーがその後改革をしていくというのはいつか書きましたね。
IRA(アイルランド共和軍)のテロもひどくなってきた時代です。
若者は就職口がなく、もう少し下った八〇年代になると、「若者が成り上がるにはサッカー選手になるしかない」と言われた時期です。
パンクロックとはこのような時代背景に生まれた音楽でした。
「どうしようもないから、めちゃくちゃやろうぜ」とめちゃくちゃやったわけです。
セックスピストルズとか、一枚しかアルバム出してないし、シド・ヴィシャスはわけがわからなくなるし、それなのに影響力はすさまじいものになりました。
4,日本でのパンク
ちなみに、日本ではこの影響でパンクが上陸したのが八〇年代です。
彼らは何に反抗していたのでしょうか。
結果も何もなく、あの当時が日本の絶頂期でした。
面白いですよね。
今の方が、パンクや九〇年代のグランジがはいりこむ余地があるはずですが、あのような負のパワーが異様なバンドが出てきませんね。もしかすると、レコード会社が邪魔な存在なのかもしれないですね。レコード会社が推しやすいバンドが外に出てくるので、面白い音楽が出てこないのかもしれませんね。
5,感想
さて、この映画は完全に七〇年代イギリスのめちゃくちゃさが全面に出ているような気がします。エンとザンは恋愛関係になります。ザンは異世界の人間? なんとなく完結しないからこそできる恋愛なのかもしれませんね。逆に、成立しないからできる恋愛出ある気もします。
エンの家族は完全に崩壊していて、父親はどっかいっちまってるし、母親は他の男に夢中。エンはパンクに関する自主製作紙を出しているという、どうして生活が成立しているのか不思議なほどです。
20年後、この体験をエンは小説にして人気が出ています。
年齢は30代か、40代でしょうか。
結婚しているかは不明です。
しかし、あの七〇年代、後に続く八〇年代には無理だったでしょうね。
今のイギリスは分かりませんが、あの時期の労働者階級の若者が恋愛をするのも、なんとなくおとぎ話のように見えたのかもしれない。そんな妄想でした。
個人的にはニコール・キッドマンが好きなので、あの女王のいかさま臭がなんともいえなくていいです。