前々回、「コンビニでマイバッグを使うのが地味に大変」という話を書きました。
その続編です。
昨日の夕方、ジョギングをして(バフ着用、死にそう)、その帰りにスーパーで買い物をしました。そこで、マイバッグを使用しました。その帰り道、買い忘れをしてファミマに寄りました。
(※ファミマに罪はありません)
カミさんは自転車を引いていて、「鍵を取ったりするのが面倒だから、買ってきて」と依頼されました。
ファミマに入り、忘れ物を片手にレジに立ちました。
二つあるレジは塞がっていました。
直感的に右のレジが開きそうでした。
見ていると、齢私と同じくらいの男がちょうど精算を終えたのでした。
ねずみ色のタンクトップ(ダサく書いてやろう)、膝上ピチピチのジョギングパンツ、頭にはなぜか緑色を基調としたダサいバンダナを巻いていました。禿げかかっているのでしょう。
その男、精算を終えて、持ってきた本屋のものであろう細長い赤いビニール袋に商品を入れようとしていました。
そのとき、わざと彼から見て左後ろの方、つまり私の方へ半身を開いて作業をし始めました。赤いビニール袋をゆったりと取り出してバサッと振って中に空気を入れて拡げました。そして、ゆっくりわざわざ買った物の成分表示を確認するかのように、きわめてゆっくり一つ一つ買った物を袋のなかに入れ始めました。
見ていた店員さんがハッと生きを呑んで顎のところに右手を当てました。
ハラハラしている時の仕草です。
どうしてハラハラしているのか。
私が持っているのが奥様リクエストのアイスだったからです。
私の表情が変わっているのを店員さんは見逃さなかったのです。
男は小学生とか中学生男子がやる、「俺は焦っていねえぜ」アピールをしているように見えました。本気で蹴ってやろうかと思いました。
店員さんは、私が精算に向かったときに、強めに「お待たせしました」と言いました。この店員さんじゃなければ、そのおっさんなのに中学生メンタルの男は、私の詠春拳の餌食になっていたでしょう。
はっきりいって、レジ袋有料は混雑を助長していませんか。
それに環境への負荷の軽減にはあまり繋がっていないようですし。
ただ、私は気づいてしまいました。
このレジ袋有料化で得をするのはコンビニやレジを売る側です。
これが環境税として徴収されるのではなく、打ってる側の坊主丸儲けです。
そして……。(この打ち方が良いんだっけ? 昔はこんな打ち方してなかったよ)
これは「インフレ誘導」に効果があるのです。
だいたい、スーパーでは以前、千円で一枚の袋が配られていました。
有料化後の値段で考えると、千円で五円、つまり0.5%のインフレ効果があるのです。女性など、コンビニで買った物を裸で持つのがいやなので、「ええい、買っちゃえ」とランチのパンと野菜ジュースに三円の袋を買ったとすれば、大体二百円につき三円、つまり、1.5%のインフレ効果。
このとおりに単純にいくわけがありません。
しかし、絞り出すようにインフレ効果を狙っているように思えます。
今の政権、すぐに統計で嘘をつくし、
偽装多いしね。
いっとくけど、私はネット・リベラルでもないし、ネット・右翼でもないよ。
こう考えると、俄然マイバッグを使う気になりますよね。
大体、精算作業と袋詰めの作業を二人でやっていたのを、一人でやるようにするわけですから、もう少し工夫が要ると思うな。