今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

嫌な思い出のフラッシュバックを止めるための簡単の方法ーー十分日記

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1,”歳を食った”

 ”歳喰ったな”としみじみとしてしまうことに直面する機会が増えた。先年大量下血をしたことは以前書いた。その余波が今でも続いている。目が不如意だ。

 大量に下血をしてしまうと、目の前がブラックアウトする。よく貧血のときを表現する内容で、「砂嵐で視界が覆われる」と言う。大量下血のときはもっとひどい。基本立ってはいけない。立つと目の前が砂嵐を飛び越えていきなり闇に包まれる。このときは四つん這いで移動する。その後なんとかやり過ごし、他の病状は改善するのに目だけは回復しない。

 コンタクトレンズを作るので――眼鏡は基本的には身体に合わないらしい――眼科に行き、視力を定期的に測定する。すると、数値的にはそれほどの問題はないとこの夏にも結果が出た。老眼の進み具合もチェックする。そのときに一応、「暗いと見えづらい」ことと、「少々老眼ぽい」ことを伝えた。すると、手元をライトで照らしてくれた。

 面食らったが、現状これ以上の方法がないのだろう。

 

2,精神的な落ち込み。もう老人か。

 ”歳喰ったな”と感じる局面のもう一つは「精神的な落ち込み」だ。中高年になってうつ病を発症することが多い。急に始まり、止む気配はない。フラッシュバックで自らのネガティブな記憶が次々とあふれ出る。自分の心臓が妙に強く拍動している気がする。首の後ろが凝り固まり、圧迫されている感じがする。頭がぼうっとして逆上せる。恐れていた下痢も始まる。放っておけば入院に至る勢いであった。昔より季節の変わり目に入院に至る体調不良にあった。

 今年はコロナワクチンを接種した人も多かろう。その際市販のロキソニンを解熱剤として服用した方も多いと思う。だがそのロキソニンも大量下血の原因の一つらしい。もちろん私にとっては、という話であり、万人がそうなるわけではない。

 

――話は散らばっていくが、この薬の副作用も”歳を喰ったな”と思うことだ。若いころに大丈夫だった薬でも腸管出血を引き起こすようになった。もちろん、メインで使っている薬の影響もあるのではある、のだろう。

 

3,どうして心身の不調が起きたか。

 さて、ワクチン接種のときは細心の注意を払い、最悪を回避したのだが、今年の秋は自律神経が失調した。寒暖の差の激しさ、毛細血管拡張性肉芽腫の手術の余波、そしてプレッシャーのかかる作業が数ヶ月続いたこと、これらの影響だろう。はじめはなんだか、逆上せが起き、軽く微熱が出た。その日から下痢と強烈な渋り腹が始まった。今日もフラッシュバックがキツかった。常の通り、過去の嫌な思い出が吹き出した。加えて、将来の不安など、まだ起きていない障害の想像をしてしまって仕方がなかった。心臓が妙に存在をアピールした。薬で対処してもいいのだが、せっかくマインドフルネスの瞑想法をやっているのだから、それをやればいいと考えた。もちろん、腸を整えるのは薬の力を借りることにした。整腸剤と漢方薬だ。

 一応以前紹介した動画を貼っておく。


www.youtube.com

※この動画ばかり貼っていると、信者のような感じがして、布教していると思うだろう。わたしも思う。しかし、ただこの動画を押したいだけだったりする。個人的なつながりは全くない。

 

4,どうやって乗り切るのか。フラッシュバックを止めるための簡単な方法。

 この動画も充分に効果を発揮する。現に昨日の朝はこれで乗り切った。だが、奴さんも然る者。夕方にも脳内にやってきた。そのまま夜中まで不調が続いた。きっと、これが嵩じるとうつ病などの疾患になるのだと思うし、もうすでにそうなっているのかもしれない。ただ、自分の場合、精神の不調の大半は体調と結びついている。二十代に定期的に入院を繰り返していたときにも、精神的につらかった。ずっとフラッシュバック、不安と妄想が続いていた。よく衝動的な逃避をしなかったと自分を褒めたい。

 症状は家人帰宅後も続いていた。別に家人も瞑想をやっていることを知っていたので、目の前で動画を見てもかまわない。だが、なんだか動くのが億劫になるというか、心臓があまりにも存在感を示すので、何もできないのだ。動くのが怖かった。

 そのときにマインドフルネスの達人の逸話を思い出した。

 「瞑想の達人になると、会議中に隣の人のボールペンが動いているのを眺めながら、人知れず瞑想できる」

 実践しようと思った。

 目の前のテレビでは織田裕二の司会のサイエンス番組、「ヒューマニエンス」の録り溜めが流れていた。「イヌ」の特集だ。興味のある内容だったのでわざと番組の内容にフォーカスして、没入するように仕向けた。ポモドーロテクニックが役に立ったか。そのまま呼吸だけを実践した。

 ルールは至ってシンプルだ。

 「一、二、三、四」とゆっくり心の内でカウントしながら息を吸って。

 「一、二、三、四、五、六」とゆっくり心の中でカウントしながら行きを吐く。

 これだけだ。

 十七、八分必要だったが、確かに効果があった。

 目を瞑って同じことをしても意味があったのかは分からない。

 

5,どうして効果があったのかの素人考察

 テレビ番組に集中したのが良かったのかもしれない。人間集中して何かをするのは二つが限度らしい。もちろん、個人差はある。「数字を数えること」と、「テレビを理解する」こと、それ以上の雑念には脳が対処できず、フラッシュバックが後退したのではないか。

 私の脳は二つ以上の処理ができないらしい。

 先の達人「ペンを見る」とはペンの動きにわざと集中させるという意味だったのだろう。

 またテレビは完全に受動的にできるのでやりやすかった。ペンの動きでこれをやるには訓練が必要かもしれない。ものすごく簡単な方法なのでもしも同じような状況、不安の淵に沈んでいる、沈みそうな人は試して欲しい。

 

ちなみに、イヌは飼い主に似ると言われるが、人語を五百ほど記憶できるそうだ。単語の意味に加え、発言のニュアンスによって、ポジティブなのか、ネガティブなのかの差も理解できるそうだ。