今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

憧れの人

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今週のお題「憧れの人」

昔から楽器が弾ける人というのに憧れていた。

 

一番はギタリストだろうか。

布袋寅泰松本孝弘、チャー、エリッククラプトン、ジミヘン、案外ミックロンソン……。

ギターというのは一番個性が出る楽器なのだそうだ。よく言われるが、それは未完成の楽器だからだそうだ。弾き手によって、あれだけ音色に差が出るというのは面白い。

 

今はどの音楽が主流かが分かりにくい時代だ。

70年代なら明らかに主流はロックだった。80年代後半にはヒップホップやエレクトロミュージックも主流に入ってきた。今はどれが一番中心かを言うのは難しい。

 

エレクトロミュージックをやるミュージシャンが「音楽に人間味があるのが気持ちが悪い」と言うことがある。中田ヤスタカが言っていたような気がする。初音ミクなどボーカロイドがよいというのも人間味を嫌ってのことなのだろう。アニメや漫画のキャラクター、もしかするとストーリー自体も、もともと実際にある女の子などを記号化して、「かわいい」という記号を表現している。初音ミクも音楽を記号化をしているのだと思う。表現として「ゆらぎ」がないという状態が心地が良いのだろう。

逆にギターは揺らぎが大きい。ロックバンドはその「ゆらぎ」を利用して音楽を作り出すことにおもしろさがある。この「ゆらぎ」をグルーブという。YMOは昔この「ゆらぎ」を極力つぶすことを目指していたという。それを個性としたのだろう。

下手をすれば弾く度に曲のイメージが変ってしまうことがあるくらい、ロックの曲というのは変化する。

どちらもすばらしいものであるが、これだけコンピューターが普及した時代だと、「ゆらぎ」のある音楽のほうがわくわくする。だから、個人的にはギタリストが好きである。