ビバリーヒルズ・コップを見た。
土曜日にフジテレビで洋画劇場をやっていた。
イメージだが、ゴッドファーザー、ビバリーヒルズ・コップ、ジャッキー・チェンの映画、ゴッドファーザー、ビバリーヒルズ・コップ、ジャッキーチェン、ゴッド・ファーザー、ビバリーヒルズ・コップ、ジャッキーチェンの映画・・・・・・。
ヘビーローテーションでビバリーヒルズ・コップをやっていたようなイメージがある。たまにニュー・シネマパラダイスをやっていた。
しょっちゅうやっていたので、いつでも見られる気がして、本気で全部見たことはなかった。
今は本当に子ども向けの作品しかやらなくなったイメージがある。
特に金曜日はそうだ。
アニメばっかりやってる。
次の洋画劇場はビバリーヒルズ・コップだということを宣伝するときには、あの音楽とエディー・マーフィの笑い声が必ず流れた。
HDDレコーダーで、映画をカテゴリー録画している。
そのなかにビバリーヒルズ・コップもは入っていた。軽いテイストの作品が見たくて、見てしまった。
主人公はアクセル・フォーリ―。
デトロイトで刑事をしている。昔は不良で、コソ泥なんかもやっていた。イメージとしては、東京下町のチンケなヤンキーに近い。素行がいいわけではないので、上司にもにらまれている。
ある日、昔のコソ泥仲間がやってくる。マイキーだ。
マイキーはアクセルと車をかっぱらって、高速道路をぶっ飛ばしたりした。が、マイキーだけが警察にぱくられたとき、アクセルをかばってマイキーだけ日本でいう、少年院的な厚生施設に入った。マイキーは一年前に施設から出て、ビバリーヒルズで警備員として働いていた。
マイキーは大切にもっている紙束があった。それはドイツの国債の束だった。それをパクってきたらしい。
泥酔した二人はアクセルのアパートに戻った。
アパートの前で、待ち伏せしていた男たちにマイキーは後頭部を打ち抜かれて死ぬ。
折り合いの悪いアクセルの上司はこの犯行をプロの手だとみる。素人なら口封じのためにアクセルのことも殺したであろう。殺さなかったのは、アクセルが怖がって余計なことをしない。まさか、友人のために命がけで復讐などしない。そういう冷静な読みがあったからだ。
だから、アクセルには関わるな、と上司は忠告する。普段から素行を起こすアクセルに、関わったら首にすると忠告する。
アクセルは休暇をとって、ビバリーヒルズへと向かう。
ビバリーヒルズはデトロイトと違う。
警察も金持ちで、パトカーも豪華。
品行方正で、取締中に生意気な態度を取るアクセルの腹を殴った刑事は、上司に注意を受けて謝罪したりする。
そんななか、アクセルはデトロイト流の捜査を始める。
この映画の面白いところは、この映画でトップスターになったエディ・マーフィの芸達者ぶりだ。色々な人物の物まねをして、捜査を進める。ローリングストーン紙の記者、税務署の調査員、同性愛者など。
「星の王子ニューヨークへ行く」ではその芸達者ぶりから、一人で何役もこなすようになる。床屋のシーンでは、理容師とその客の三人を同時に演じたりした。
人種問題などの社会問題をほとんど描かいていないことで、独特の軽快さがあって、心地よい映画だ。この辺りの影響をうけて、日本ではあぶない刑事などが作られたのだろう。あぶない刑事は他の映画の影響だっけ?
なんだか、犯人がボロを警戒心が薄く、ボロを出し過ぎているのも、あぶない刑事と似ている。だから、結局設定とか社会問題とかではなく、エディ・マーフィの芸達者ぶりと警戒感、アクションが売りの映画なのである。
おすすめするかというと、どうだろう。
あまり重くない映画が好きだという人なら楽しめる作品である。
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