今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

ローグ・ワンーー十分日記89

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仕事とかでなく、また夫婦などもともと緊密な関係ではなく、他者と協力しあった経験というのはいつが最後だったろうか。

 

ローグ・ワンというのは、主人公が属するチームの名前だ。主人公のジン・アーソは共和国軍の兵士ではない。もちろん帝国軍の兵士でもない。正直言うと戦う理由はないのである。ただ父親の意思を継いで戦うのである。

それを思いに感動してローグ・ワンに様々な人々が参加する。参加する彼らにしても、参加する理由は無い。多くは共和国の兵士であるが、共和国自体がジン・アーソの提案に消極的なのである。ただやらなければ、強大なデス・スターが完成してしまう。それを阻止しなければならないと言う義侠心のようなものに突き動かされて参加する。

もともと、彼らは幼い頃に共和国に入れられて汚れ仕事をずっとさせられてきた連中だ。そうこの映画は、正義であるはずの共和国の、暗部を描き出した作品である。

ジンとパートナーになるキャシアン・アンドーにしても、なぜかジンの父親で、デス・スターの開発者であるゲイレンの暗殺を命じられる。理由ははっきりと描かれていない、と思う。

 

すったもんだあって集まったローグ・ワンたちはデス・スターの設計図を奪うために、設計図のある、惑星スカリフに侵入する。ここで無謀な作戦を展開する。

 

利害を越えた戦いは胸を打つ。

仕事などで、無駄と分かりながらも戦わなければならない、という経験は皆がしているだろう。その無駄だと皆が言っていることを、逆転しようと奮闘したことがある人はもちろん、いやむしろ逃げちゃった人の方が感動するのかもしれない。

案外やってみるとできてしまうものだ。

ただそのためには、身を差し出す必要がある。文字通り健康など度外視せねばならない。そうやって無心にやらねば逆転劇など演じようがない。それを他人に押し付けてはならない。押し付けるとブラック企業の始まりだ。他人に押し付けてはならない。自分で選択せねば、美しさは一気に羞悪に変わる。

 

見ていると純真無垢な気持ちが蘇ってくる感じがするのである。かといって無謀な戦いをしなければいけないわけではない。

 (とここで、具体的な経験を書けないところに弱さがあると、みどりの小野さんのブログを読んでいて反省したよ。私の経験は書けないことだらけ。小説に書きたいしね)

内容を書きまくっているがそれでも褪せないのがスターウォーズシリーズの凄まじさだ。こう書いても、戦いの様は見ないとわからない。

戦いのシーンはもう、前作ジェダイの覚醒を越えたかもしれない。

 

個人的にはドニー・イェン演じる、チアルートがお気に入りだ。登場シーンでいきなりカンフーを使って戦うのであるが、「あれ、ジェットリーか」と思うくらい、ジェットリーに似た戦い方をするのである。風貌も似ている。実はドニーはジェットリーと同門らしい。同い年であったらしいから、顔を合わせていたと思いきや、ジェットリーはすでに「少林寺」の撮影をしていて、ほとんど会ったことがないらしい。

 

ジェダイが登場しないと言うことで、脚本的に大変凝ったものになったと思う。今までのスター・ウォーズを物語の面で不満に思っていた人も楽しめると思う。

スター・ウォーズのファンも楽しめる。特に最後の瀬戸市になると、どこかで見たことがある人々がたくさん出てくる。わかる人だけで良いが、レッドリーダーとかゴールドリーダーとか提督とか、これまでの作品で見たことがある人物がたくさん出てくる。あれはCGだろうか、それともそっくりさんだろうか。

 

来月はジェダイの覚醒に続く、新作が公開される。非常に楽しみである。レイア姫を演じるキャリー/・フィッシャーがなくなって、最後の出演作となってしまった。もう劇場に行くしかない。

 

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