今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」
こんにちはまさりんです。
今日は雨ですね。ヘアセットも決まらない、そんな一日でした。なんか、ペシャンとつぶれてきてしまうんですよね。髪の毛命で生きてこなかったんで、「まあいいか」で終りになってしまうんですけどね。
雨は昔から嫌いじゃありませんでした。中学、高校と自転車通学でした。自宅から中学校までは、田んぼのど真ん中の農業用水の水路にそって、自転車を走らせてました。もう自宅近くには住んでいませんし、故郷もだいぶ変わってしまったので分かりませんが、この時期にはカエルの大合唱が起こっていました。
ゲコゲコと雨蛙がなくなか、
ボエーボエーと牛蛙が泣いています。
水路を覗くと、大きな蛙が水に沈みます。
そんななか朝は遅刻を分単位で争いながら、友人と自転車を飛ばします。
帰りは部活終りの時間で、やはり自転車を走らせます。
部活をさぼって帰るときには、蛙の声を聞きながらゆっくりとペダルを漕ぎます。
その当時から傘やカッパをもつ習慣はありませんでした。だから、自然と急に降り出した雨はそのまま制服で受けることになります。これがなんとも気持ちが良い!!
私の中学校は学ランだったのですが、模様替えの移行期間で、どちらを着てきてもかまわない時期でした。寒い日は学ランを着ていきました。雨に濡れると、雨が染み込んで、だんだん学ランが重くなります。だんだん、だんだん、重くなって、雨が肌にまで届きます。これが気持ちよかったのです。今にしてみればどうしてか分かりません。雨が降ろうと、いや雨が降れば降るほど、蛙の声は大きくなっていきます。ずいぶんと大きくなった緑色の稲のなか降り注いだ雨は、ドドドド・・・・・・、と何かが田んぼの中をかけずり回っているような感じがします。
覚えたての「raindorp keep fallin’ on my head(雨に濡れても)」を口笛で吹きます。もちろん、歌詞は分からないので歌えませんが。
高校に入ってからもそうでした。放課後雨が降っていると、駅前にある学校から、遠回りして、役所の近くの大きなお寺に行きました。まっすぐに伸びる坂を一息に上れるか試しながら行くと公園はありました。人っ子一人いない公園の中には弁天様のある池があります。池をゆっくり一周します。コカコーラの集配所の脇の蛇行した坂をノーブレーキで下ってバイパスに出ます。車通りの多い、街中の通りを走るとき、雨は疎ましくなります。人の目があるからでしょう。田んぼや公園、自然の中を走るときは、雨はとても楽しいものでした。
その習性があるからか、雨があるとちょっと遠回りしたくなります。雨が楽しいという感覚も雨が憂鬱という感覚も、若い頃のなにがしかの思い出と結びつくからかもしれませんね。本でも読んでりゃ、すぐあがるよ。