池波正太郎をめざして

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明日は明日の風が吹く

今の心境にあわせてブログ名を変更しました。どうぞよろしく。肩の力をさらに抜いてやります。

「クロスロード」舘ひろし・神田正輝のダブルキャスト。感想と八つ当たり。

 

 まさりんです。

 ムカムカします。儒教的な世界で描かれる今の中年の年代とは惑わない人です。老人になると、もう人格的に秀でた人になります。ちょっと仙人がかってくるんですね。ただ、あの像とは理想的な人間であって、実際の人間、特に私のように不出来な人間は真逆で惑い、感情的な人間になってしまうのです。

 その一つの兆候として、齢を重ねるたびに怒りのコントロールがきかなくなってきたことがあげられます。昔から「攻撃力は強いが、防御力は弱い」と言われたこの私。怒りにまかせて何か行動するとろくなことになりません。だから、できうる限りですが、怒ったら数日おいて行動すると決めています。そうすると、どう対処するかが怒り当初とは変化します。世の中の出来事で、三日程度対処が遅れても、たいてい大ごとになりません。

 図星であればあるほどムカつくわけですが、図星であればあるほどそれは受け入れるべきなのです。「言い方がムカつくんだよ」とか、そういうのって負け犬の遠吠えです。何故こういうことを書いているか。書きながら自分に言い聞かせているのです。

 ああでも、まだムカつく。八つ当たりしよう。

 

 舘ひろしと神田正輝は仲が悪いと聞いたことがある。本当のところどうだかわからない。だが、その二人の関係に乗っかったドラマをやっていた。「クロスロード」というドラマだ。先日、というより先月か、最終回を迎えた。それをやっと見た。

 ダブルキャストなのだが、割と「あぶない刑事」の流れからか、舘ひろしは嫌いじゃない。柴田恭兵の方が好きだったが。だから、今回のドラマのキャストはちょっと、「おおう」とうなってしまうものになっていた気がする。

 尾関辰郎(舘ひろし)は青梅中央署の警務課に所属している。わざわざ、都心のマンションから青梅まで通っている。妻はもう死んでいて、義理の父親(平泉成)とは日常的に行き来のある仲だ。

 一方、板垣公平(神田正輝)は妻(高島礼子)と息子、娘がいる。青梅の地元紙の記者をしている。地元紙の社長は野々村(中村玉緒)である。

 尾関と板垣には過去に因縁がある。尾関が情報をリークしたことを板垣が、過去に所属していた全国紙の記事にして、そのことで尾関は本庁から左遷されている。その元となった情報が滝川事件という未解決の事件だった。

 青梅のある造成地から白骨死体が出たことで、滝川事件が動き出す。

 

 毎回、一話完結の事件が起こり、その裏で滝川事件の捜査も進んでいく。白骨死体の捜査で青梅中央署の捜査課も人員がかり出され、尾関は青梅の事件を解決していく。

 

 平泉成は昔、「はみだし刑事 情熱系」で柴田恭兵の上司をやっていた。だからか尾関と義理の父が並んでこたつに入っているシーンを見ていると、なぜかにやっとしてしまう。それに青梅中央署の署長は「21世紀の石原裕次郎」である徳重聡だ。ちょっと配役で狙っているのかなと思う。

 一方の神田正輝は、高島礼子と「さまよえる脳髄」という映画で共演している。Wikipediaによると、ちょっとセクシーなシーンがあるらしい。ネットを探せば出てくるだろうが、興味のある方は探してみてほしい。

 やっぱりちょっと狙っているのだろう。

 

 特に尾関はちょっとくたびれた刑事である。

 惨めと言えば惨めな役だ。青梅中央署で背負いきれない事件を解決する役目だ。しかも結構優秀である。ダーティ・ハリーと同じ設定である。

 だが、全体的に言えば、このおもしろみのある設定を生かし切れた展開であったかどうかはかなり疑問だ。尾関に特化すれば、もっと惨めに、しかも滝川事件も含めて、もっと中心にもってきて良かった。事件の結末も、被疑者死亡で肩透かし感満載である。

 もちろん、徹底的に追い詰められた後、ほとんど無法な方法で報復するようなことはできないのであるが、もう少しやりようがあったろう。

 

 しかも、人物全員が最終話でオセロで一気に黒から白に変えるように、好人物になり、人間関係も良好になるのである。板垣のつとめる新聞社の社主は後妻でしかも結婚してすぐに夫に死に別れ、義理の息子から「遺産あるんだから」と金をせびられている。それを突っぱねる、ヒョウ柄の毛皮を着た、ごうつくばりの人であったが、実は新聞社以外は全部息子娘に遺産を渡した好人物に印象が変わる。

 板垣の息子は、出版社に就職したのだが、辞めて花屋に就職している。娘は劇団に所属して女優を目指す。その傍ら、キャバクラで働いている。そんな子どもたちを、板垣が快く思っていないと、子どもたちは勘違いしている。それが最終話になって、急転直下、ぬるっと解決する。花屋はつぶれてしまい、オーナーは急にバックれる。喫茶店で板垣はコーヒーを飲みながら、息子のこれまでの気持ちを聞く。娘は公演を見に行き、そして滝川事件の被害者の娘と仲が良くなって、和解。まあ、現実的には家族の和解などはそんなものであるのだが、最近の視聴者はどうしてこれが解決になるのかわからないかもしれないと思った。

 

 板垣と尾関にしても、舘と神田の関係が悪いという噂があるのだから、もっと丁々発止することを期待していた人も多いのではないかと思う。やはり最終回に少し関わるだけだ。普通は滝川事件ちょっと関わりが薄いのである。

 

 最終回にこれらすべてが一気に起こる。では尾関と板垣は和解するのか、といえば、それもない。なんだこの急転直下な展開は! とやきもきするのである。

 もしかすると打ち切りだったのかな。せっかく、すごいキャスト集めたのにね。惜しかった。

 

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