今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

第二回 短編小説の集い 感想集です。

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 まさりんです。

 

 この前、第二回短編小説の集いに参加したのですが、自作以外の諸先輩方の作品の感想を書きたいと思います。

 そういえばご挨拶遅れました。初参加です。よろしくお願いします。

 

 もっと早く書こうと思ったのですが、ここ二週間あまり風邪が抜けなくて、最低限の作業しかできなかったのです。一気に書いたので、色々問題があるかもしれませんがあしからず。

 ちなみに第三回大会は12月15日にテーマ発表のようです。みんなで参加しよう!!

 

 


12月の温かな夜 - 金田んち

 

◆12月の温かな夜

 私が書いた文章もそうですけど、男が女性を書く場合、それは男から見た女性なわけです。女性から見たら、この「沙織」という娘さんはどのように見えるのかなと思いました。あと、直哉も沙織のことが好きなのかなとちょっと思いました。

 

 


“家族” -【第2回】短編小説の集い- - このはなブログ

 

◆家族

 実は父親のいない英恵が見た夢だったら、と考えたら、ちょっとおもしろいなと思いました。やはり父親のいない子どもは、「もしも父親がいたら」なんて想像しそうですしね。普通の子どもだって、芸能人の家族かなんか見て、「もしもあの芸能人の子どもだったら」なんて想像しますよね。同じように考えるのかな、と思いました。

 

 


星の家族 - Almost Always

 

◆星の家族

 作品のテイストとしては一番好きです。読んで思ったのは、結局相手の男は誰かということです。二人のブログの書き手が出てきます。それと弟の供述? 。それらの行間を勝手に想像するに、その星のタトゥーをしている外国人モデルに会いに行った姉は、星のタトゥーを入れることを決意します。そのタトゥーを入れるために訪れた怪しげなマンションの一室で、麻酔代わり吸わされたお香のせいで・・・・・・。情報が限られているので、想像をかき立てられました。

 

 


「金星」 - ドーナツの穴

 

◆金星

 これも好きなテイストです。自分でどこに惹かれるのか、書き出す前に考えましたが、よく分かりませんでした。本当に書き方なんでしょう。光津学という人について想像してしまいました。料理に対する造詣が深いのか、もっと広く文化や民俗学文化人類学の知識が豊富なのか、なんにせよ、この作品のような状態になる前に得た知識なのでしょう。それから、このような身体状況になる過程にも色々想像をはせてしまいました。

 

 


【第2回】短編小説の集い参加します。タイトル『ホワイト・クリスマス』 - 読書録 本読みの貪欲

 

◆ホワイトクリスマス

 探偵がクライアントの関係者と恋愛関係に落ちるということはあり得ないし、自身が女性関係で不満があるということもないのに不倫関係に落ちるというのもなさそうなのが、逆にリアリティを呼んでしまうのかなと思いました。つまりは欲望というのは具体的で、相手がいるから衝動が起こるのだなと思いました。欲望が起こるときは人間なんて所詮は動物なわけで、社会性や倫理なんてものは吹っ飛ぶものなのでしょう。

 

 


【創作】星にとける男 - nerumae

 

◆星にとける男

 「人の気持ちに連動する星」というモチーフを想像したら、勝手に物語が流れ出てきた、という感じの文章でした。もっとも、ご本人は大変苦労されていたなら、すいません。便利なようで不便な星ですよね。

 

 


星の砂 - バンビのあくび

 

◆星の砂

 とてもきれいなおはなしです。やどかりさんのヨーダ的な佇まいが良いです。お母さんの星の砂と太陽の砂の説明が気に入らないという部分が不思議でした。おそらくはもっと当意即妙な答えがほしかったのだと思いますが、なんて答えればいいんでしょうか。やっぱり、「太古に降ってきた流れ星のかけら」とか、「昔の人が食べた梅干しのタネが干からびてできた」とか、つまらないですね。すいません。

 

 


【創作】地上の星 - ちーさんのイイネあつめ

 

地上の星

 地上で輝いている星々を渡り鳥の視点から書いている作品です。もっと字数があったなら、数多くの「地上の星」の描写が読めたのだろうなと思いました。もしも本当に渡り鳥に性格があったなら、やっぱりマドロス的な性格で、細かいことに気をかけず、この鳥みたいに素直に人間を応援する感じなんだろうな、と変な想像をしてしまいました。

 

 


求めよ、さらば 【第2回】短編小説の集い「のべらっくす」 - 日々我れ

 

◆求めよ、さらば

 「四畳半神話体系」を思い出してしまいました。結局、「ホシ」がなんなのかはわからないまま。ただ、「ホシをください」と男に言われたときに、男の顔がどうしても花形満になってしまうのはどうしてでしょうか。

 

 


ルイージの憂鬱 - いわしと寸?オます

 

ルイージの憂鬱

 ルイージの失禁にはおどろきました。むかし、スーパーマリオの映画があったのを思い出しました。当然見てませんが、探してみようと思ってしまいました。どうもマリオは姫を助け出した後、黙って去って行きそうな気がしてなりません。

 

 


「のべらっくす」に参加します。 - 野良猫の午後

 

◆10万キロの彼方から

 小説としてのクオリティーが高いと思いました。展開がきちんとしていてわかりやすい。読み手に共感させる設定もいいと思います。想像力を駆使しているところも素晴らしい。どうせなら、エレベーターで上まで行くところを魅力的に描いてほしかったなあ。力量から言えば十分に出来たと思います。実験前に豪蔵がマスコミを全員乗せるとか言いだして。

 

 


光見る夜 【第2回】短編小説の集い - 思惟ノート

 

◆光見る夜

 子ども時代というものは、忘れてしまえるというか、悲しみに負けないような勢いのある時期だと思います。それなのにキウはその悲しみに囚われてしまっているのですね。きっとハルセに語ったようなことを、周囲の大人にも語ったのだと思います。けれど、キウの悲しみを解体する言葉を持っていたのは、外部からやってきたハルセなんですね。その構図がおもしろいと思いました。ハルセのような存在でありたいですが、難しいですね。

 

 


4445.0MHz - OK 余裕

 

◆4445.0MHZ

 へえ、あの曲を歌っているのはドリーミングという人たちなんですか。初めて知った。軽妙な調子で語られる会話文でほぼ構成されているのはおもしろいと思いました。ムダが無くていい文章だと思いました。

 

 


すべてかがやけ - さらさら録

 

◆すべてかがやけ

 いや、説教臭くなってないですよ。こういう人生を望んでいる若者っていま多いと思います。一輝はモトカノの一言がトラウマになって、自分をそういう人間だと思い込みすぎているのかもしれないな、と思いました。

 

 


【のべらっくす】星のことば - 冬色の脈

 

◆星のことば

 私は「幽霊」というより「ことば」いや「概念」なのでしょうか。言葉がぶつかりあって、意味を生み出していくという場というのが描かれています。桜井くんの摩訶不思議な英文も、それ自体意味があるといえば意味がある。そりゃそうです。別に、「椅子に向かっておはようという」という文も意味が破綻しているわけではない。芸人さんのラジオなんかを聞いているとたまに起きるのですが、セッションをするように話をしていて、新しい言葉が生れる瞬間なんかありますよね。そのときには既存の言葉を組み合わせたり、省略したりして新語を造っているわけです。そんな自由闊達な場が確かに学生時代にはあります。そんな昔を思い出しました。

 

 

短篇小説を書いてみました。恋愛物です。2 - 池波正太郎をめざして

 

◆星空みたいにシンプルに生きればいいのに

 拙作です。最後の最後まで手こずりました。締め切り前日の夜と締め切り当日の夜に一気に書き上げました。そのせいで、まあ変換ミスやら、重複やらが多いこと。今度参加するときは、もうちょっと余裕を持って書いて、推敲をしようと思います。

 

 

 何とか間に合った。

 次回大会も一応参加の予定です。

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