今週のお題「一気読みした漫画」
復調しつつある。
ここでは初心者のかた、「歴史物はあんまり」という方に向けて紹介しています。ためになるし、面白いですよ。すごくベタです。あしからず。
歴史物って、紀伝体に読む場合と編年体で読む場合があります。紀伝体というのは一人の人物に焦点をあてて、その人物の歴史を書いた編年体編年体は教科書のように年表に応じて、事件や動きを書いたものだと思ってください。
この史記はもともと列伝なんですが、ここまで膨大になると、それを読んでいくと自然と編年体を読むのと同じ効果があります。
横山光輝はこのなかから有名どころを抜粋して紀伝体で書いています。
大学時代に読んで、実にはまりました。
古文・漢文は、話や古典、漢文の常識を知っていると非常に有利になります。
社会人にとっても、「どこかで見たことのある人」がたくさん出てきます。
昔は史記を読むのは教養でした。時間がある今だからこそ、このような漫画もいいですよね。
二作目は、「蒼天航路」です。
三国志も紀伝体(個人単位のお話)を元にして書かれたものです。三国志の悪役曹操を中心に描かれたお話。三国志の出来は、個人的に「官渡の戦い」の書き方で決まると勝手に思ってます。とにかく、この曹操はかっこいいです。
読んだことのない人は是非この機会に読んだらいいと思いますよ。
劉備の描かれ方は、劉備ファンにとってはいやかもしれないですけど。
べたですねえ。
なんか時代と漫画の絵も相関関係があるんでしょうか。それとも原哲夫だからでしょうか。絵が豪華なんですよね。女の人はムッチムチ。男の筋肉もムッチムチ。肉感が素晴らしいです。
暴れ者(かぶき者)の前田慶次が主人公。無法者の慶次ですが、これがもてる。なんだろう。男のかわいさと恋について描いているという側面もあって、とても好きな作品です。男の魅力として、「はにかみの笑顔」が描かれています。照れてる男ってかわいいですよね。特に、照れてる若者を見ると、頭を鷲づかみにして、「ワシワシ」やりたくなるのは私だけでしょうか。そんなどこか憎めない男のお話です。豊臣秀吉、徳川家康、伊達政宗、真田幸村、等など、豪華絢爛な登場人物との絡みも面白いです。
これは受験勉強では役立ちません。純粋に面白い作品。
「昭和天皇物語」
今年他界された半藤一利さん原作を漫画化したもの。「月下の棋士」の能條純一が絵を描いています。
やっぱり、現代から過去に遡ると、とりあえずたどり着くのは、この時代なんですよね。あまり知らないという人は読んだらいいと思います。もちろん、昭和天皇寄りのお話なので、批判の向きもあると思います。
あと、もしかして小説を読むのが苦手だという人、もしくはお子さん(中学生以上が望ましい)がいたら読ませてみたらいいと思います。というのも、昨今の漫画のように、説明しすぎということがなく、人物の心理描写も一コマの絵だけで表現しています。こういうのが、わからないと小説が読めないのももちろん、他者の気持ちが分からない人になってしまいます。他者の気持ちは言葉にだけ出るものではなく、所作や表情にも出ますからね。
内容的にも面白いと思いますよ。
小学校のころに読みました。
大学入試をするときに、このまんがを一気読みするところから始めると、日本史の理解が深まると思います。これも実は紀伝体に近い書かれ方をしています。この方が面白いんですよね。
この前、本屋でちらっと一巻を立ち読みしました。
ずいぶん変更されていました。
ここでも、「一コマだけの説明」が効いていて、大学入試で問われる日本史のちょっとした出来事、小学生なら知らなくてもいいことが、一コマでサラッと説明されていたりします。それを入試のときに読んでびっくりしたのを覚えています。
おかげなのかわかりませんが、小学校六年の社会は日本史ですが、100点以外取ったことがないです。
疲れたのでここまでにします。
いずれまたやるかもね。