今日の十分日記

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原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

名古屋近郊都市の文化誤解を正す:本当の魅力を探る

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今週のお題「となり街」

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

「となり街」というには、千葉と名古屋は遠すぎるのだろうか。もちろん、千葉と大阪よりは近いし、千葉と沖縄よりはもっと近い。千葉と香港よりも、千葉と北京よりも、千葉とベルリンよりも、千葉とダブリンよりも、千葉とシベリアよりも近い、ということで勘弁願いたい。

 

引用元の記事は、さらに匿名ダイアリーで書かれた記事を元にしている。匿名ダイアリーの筆者は名古屋市の近郊都市に住んでいるらしい。どこであるかは正確にはわからないが、電車で十五分程度かかるらしい。筆者はその近郊都市には、「文化がない」と感じている。

 

コンビニスーパードラッグストア徒歩圏内にある。

15分くらい歩くとショッピングモールがある。ユニクロ無印はある。

スタバはある。近隣に3店舗ある。マジでなんでそんな多いんだスタバ

でもそれだけだ。

この街文化と呼べるものに触れ合った記憶が無い。

まれも育ちもここなのに郷土史とか一切知らねえ。

引用元:郊外都市には文化が無い

というのが筆者の感じている、「名古屋の近郊都市」である。

 

それに対して、ご存じの「シロクマ」さんは、「いやあるよ」ということを言っているのである。

 

私がこの記事を引用したのは意外だったからだ。

文化とは、歴史遺産だけをささない。現実の生活に根ざした物も文化だ。「箸を使って食事をする」だって文化だし、「家に入るときには靴を脱ぐ」だって文化だ。だから、ユニクロがあり、無印があり、スタバが三軒もある(若い人が多いということだろう)というのは立派に文化がある状態だ。

 

歴史的な事物だけに限れば、名古屋がある尾張や三河や遠江、美濃のあたりには歴史的事物が山ほどある。地図を見れば、寸刻みにある。言ってしまえば、東京よりも歴史的事物は存在する。そういう地域だ。

東京は徳川家康が入府してから発展した土地であり、平安時代には草が生い茂った土地である。

歴史に興味がある私からすると、「名古屋に文化がない」と聞いて、目が点になってしまうのである。宝の山だからだ。

 

だがしかし、匿名ダイアリーの筆者が言いたいことはそういうことではないのだろう。「オリジナルの文化的な何かが生まれている気配がしない」ということなのだろう。ただ、これは知らないだけなのかもしれないと思う。

昔は、名古屋は文化的な不毛地帯と呼ばれていた。洋楽のタレントでも、ツアーで名古屋に訪れた場合は、他の土地よりライブは盛り上がらない、と言われていた。昔の話である。それに、落ち着いていて何が悪い、という感じもする。

新しく生まれている文化を見るためには、家から一歩踏み出して、新しい文化が生まれているところに踏み出してみなければならない。売れていないミュージシャンの曲は、ライブハウスに行かなければ聴けない。(YouTubeもあるけどね)昔と違って、そういうものはネットでも街でも、探しに行かなければ手に入れられない物だ。

 

もしも、私の憶測が合っているならば、匿名ダイアリーの筆者は、新しい文化を探しに一歩踏み出さないと、「文化」には触れられないのである。