今日の十分日記

今日の十分日記

原点回帰の雑記ブログ。十分で書ける内容をお届けします。十分以上書くときもあるけどね。十分以下もあるし。

歴史物が続いてスイマセン。北条早雲です。中年になってこれから一旗揚げたいあなたへ。

 運動不足のまさりんです。

 めまいも止んだのに、春の長雨です。予報では今日はいきなり雷雨とかになるそうです。春の嵐なんでしょうね。

 

 

 今日も本を紹介する。

 北条早雲という人物をご存じだろうか。最近の作品はやっていないので分からないが、昔の「信長の野望」というシミュレーションゲームには当然出ていなかったと思う。それはそうだ。信長が生まれたのが一五三四年、早雲が没したのが一五一九年。「信長の野望」は信長の人生を中心に作られたゲームなので、早雲の時代は関係がないのだ。まあ、出ていたとしても、だいぶ「信長の野望」は信長びいきだったので(今は知らない)、早雲の能力がそのままゲームに反映しているかどうかは疑わしい。

 ゲームの話はこれくらいにして、早雲がどういう人物かを端的に言えば、戦国時代の口火を切ったと言われる人物の一人だ。他に朝倉義景の先祖、朝倉孝景がいる。私が学生の頃には孝景が分国法を作ったことで、戦国時代が始まると教わった。これには疑義があるらしい。今は鎌倉幕府成立も、一一八五(イイハコと覚えるらしい)年とされているらしい。どんどん歴史も更新されるのだろう。イデオロギーの影響のない形で変更されるのであれば、大歓迎だ。

 横道にそれすぎたが、北条早雲の出自なども随分昔のイメージと変わってきている。今回紹介する本は、その新しい早雲で描かれている本だ。従来、早雲は下克上の象徴的な人物とされる。卑賤の身から起こして、伊豆を切り取った人物とされる。まず司馬遼太郎がその人物像を崩した。傍流であるが室町末期の有力氏族、伊勢氏の出自で礼儀正しく。まるで教師のような人物とした。最近はさらに身分が上がっているらしい。どうも、「卑賤の身から一国の大名になれない」という常識のバイアスがかかっている様な気がしなくもないが、それが主流になってきているらしい。

 岡山県にあった荏原鄕というところで生まれた新九郎(早雲)は、腕白だが聡明な子どもであった。ある日、山賊に姉や村の娘たちがさらわれる。徐々に軍記物や兵法に興味を持ってきていた新九郎は、義経鵯越えを参考に山賊から姉たちを取り戻す。身代金を要求する山賊の対応に苦慮していた大人を尻目に子どもだけで山賊退治をした。この事実が後々まで続く形で、新九郎の名を高める。

 やがて父に呼ばれ、都に招かれる。そこで両極端な、天国に住む人々と地獄で次々に死んでいく人々を見る。皆はその光景になれていくのだが、新九郎はその矛盾に苦しんでしまう。役職の空きが上手くなかったのだが、将軍足利義政の書庫で好きに本を読む機会は与えられる。兵法書などを読みあさるために都にやって来た新九郎はその機会を喜んで受け容れる。

やがて妻を娶るのであるが、息子が天然痘にかかってしまう。産後の肥立ちが悪かった妻にもそれが感染し、二人を同時に失う。その衝撃から、同じように日々死んでいく地獄にいる人々を救おう、そのためには悪人になると決心する。

 駿河の今川氏に嫁いでいた新九郎の姉が駿河で窮地に陥っていることを知り、知力を尽くして救おうと下向する。

 今現在、第二巻まで発売されていて、大体伊豆奪取までが描かれている。

 早雲は巻き込まれるように事件が起こり、その事件を総力を結集して解決していく。なぜか先日読んだ、「短編小説の集い」の小説を読んでいるときに似ていると思った。以下に貼っておく。

 

ao-rui.hatenablog.com

 

 とにかく、戦闘シーンの描き方とプロットがハラハラして良いと思う。新しい早雲像も興味深いし、物語もよくできていると思う。個人的には和田竜より面白いと思う。是非読んでほしい。

 

北条早雲 - 青雲飛翔篇

北条早雲 - 青雲飛翔篇

 

 

 

北条早雲 - 悪人覚醒篇

北条早雲 - 悪人覚醒篇

 

 

 

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